「1DCAE実践講座(1DCAEスクール)第3回(H30年度)」~デライトデザインと振動・材力のモデリング~
2018年10月25日 - 2018年10月26日 | 設計工学・システム部門講習会主催No.18-27
[趣 旨]
7月の第2回に引き続き、第3回(全4回)を開催する。今回は1日目にデライトデザインに関して、最初にその戦略について講義、
続いてデザインの視点からの最新の事例および手法を紹介、最後にデライトデザインを実施するにあたっての戦術としての感性設計
技術について講義する。
2日目は4力のうち、振動と材料力学のモデリングに関する講義を行う。振動のうち、連続体の振動は材料力学をベースとしている
点、振動の原因の一つが流れであり、振動が起点となって音が発生することにも言及する。演習では、振動と音の評価方法を実践
形式で学ぶ。
[プログラム・題目・講師]
1日目(25日)
10:00~12:00 「講義1:戦略編(デライトデザイン)」
価値創造を目的とするデライトデザインは今後一層重要となる。デライトデザインのプロセスを紹介するとともに、実施する際の
ポイントを事例も交えて講義する。
明治大学 大富浩一
13:00~15:00 「事例:価値創造を共創する体験設計」
人と社会の新たな価値を創造するための体験設計について講義する。体験設計とは革新技術やアイデアを具現化する方法で、事例を交えてその手順を紹介する。
ホロンクリエイト 高橋克実
15:00~17:00 「講義2:戦術編(感性設計手法)」
デライトデザインを実施する際の常套的な感性設計手法について講義する。また、各設計手法の得手不得手を明らかにするとともに、当該分野の今後の展望を紹介する。
明治大学 大富浩一
交流会(17:20~)
2日目(26日)
9:00~12:00 「講義3:モデリング編(1)(振動のモデリング)」
振動をその現象から説き起こし、質点系から連続体のモデリングまでその方法を講義する。また、流体関連振動、減衰、振動を起因とする音の発生メカニズムにも触れる。
明治大学 大富浩一
13:00~14:30 「講義4:モデリング編(2)(材料力学のモデリング)」
連続体の振動の基本でもある材料力学について、マルチスケールにおける物体の変形の視点から捉え、弾性体とフックの法則に至る経緯を講義する。
日立製作所 山崎美稀
14:30~17:00 「演習:振動と音の評価」
振動と音は密接な関係にある。具体的な幾つかの事例を通して、振動と音に関する現象を評価するための手順、方法を演習形式で
実践、体得する。
明治大学 大富浩一
[定員] 50名 (先着順となります)