東北地区特別講演会 「生物の遠隔計測と触覚提示技術」
2018年8月01日 | ロボティクス・メカトロニクス部門特別講演会主催No.18-88
企画 ロボティクス・メカトロニクス部門
共催 弘前大学大学院理工学研究科
弘前大学大学院理工学研究科附属医用システム創造フロンティア
一般社団法人 次世代センサ協議会 東北支部
開催日 2018年8月1日(水)16:00~18:00
プログラム
- 16:00~17:00
「RTと環境駆動で生物の謎に迫る」
講師:妻木 勇一(山形大学大学院理工学研究科 機械システム工学分野 教授)
生物のナビゲーションをシステム科学的に捉えようと、制御工学、データ科学、生態学、神経科学の専門家が結集し、新学術領域「生物移動情報学」がH28にスタートした。生物の体にロガーを取付け、回収し、行動データや生体データを解析するバイオロギングサイエンスは強力な方法の一つである。我々は、ロボットテクノロジーと環境駆動を応用し、マッコウクジラの謎に挑戦するための新しいロガーシステムを開発している。開発中のシステムを中心にこれまでの取組みを紹介する。
- 17:00~18:00
「MEMS技術による触覚ディスプレイ素子」講師:峯田 貴 (山形大学大学院理工学研究科 機械システム工学分野 教授)
触覚は視覚と聴覚に次ぐ情報量を検知しうる有効な手段であり、目視が困難な状況におけるハプティック情報伝達、視覚障害者への情報提示、仮想現実(VR)での現実感増大などを目指した有効なツールとして様々な触覚ディスプレイが開発されてきている。MEMS(微小電気機械システム)技術を用いた形状記憶合金(SMA)タイプ等を中心とした超薄型の触覚ディスプレイ素子の開発例と触感提示への応用について紹介する。