中国四国支部 第130回講習会「流体・熱工学の基礎と応用」
開催日 2018年9月21日(金)9:00~16:10
内 容
本講習会の前半では、学生時代に学んだ流体力学の基礎(非粘性・非圧縮性流体)におけるベルヌーイの定理、複素速度ポテンシャル、円柱まわりの完全流体といった理想的な流れとは異なり、実際目にする粘性を伴う管内流れ(内部流)、また流れの剥離に繋がる境界層や乱流現象について分かり易く講義する。また流れが高速になると(圧縮性流体)発生する衝撃波や膨張波の性質(ただし非粘性流体)について、例を示しながら分かり易く概説する。本講義を通して流体に対する基本的な考え方を学んで頂けるものと思います。
本講習会の後半では,実際の熱流体現象をモデル化し解析することを通して,特に対流熱伝達に関わる基本について学ぶことを目標とします.テキスト記載内容をベースに,熱力学と伝熱工学との関係,伝熱の3形態,無次元数など基礎概念に触れながら,設計や実現象の理解に役立てる第一近似的な評価とはどういうものかについて学習します。
講 師
川添 博光(鳥取大学大学院工学研究科 教授)
酒井 武治(鳥取大学大学院工学研究科 教授)
次 第
9:00~10:30 粘性流体力学の基礎
10:40~12:10 圧縮性流体力学の基礎
13:00~14:30 対流熱伝達の基礎
14:40~16:10 熱流体現象のモデル化と解析
定 員 鳥取大学会場50名,遠隔講習受信会場1地点まで
教 材 JSMEテキストシリーズ「流体力学」および「伝熱工学」
ご注意 聴講決定後は聴講取消しのお申し出がありましても、聴講料は返金いたしません。