第10回生産システム見える化展 特別講演会「IoTとデジタル化で加速するものづくり革新とは」
共 催 一般社団法人日本機械学会 生産システム部門(幹事)、一般社団法人日本能率協会
開 催 日 2018年7月20日(金)13.15~16.30
講演内容
13.15~14.00
総合生産システムの加工セルとして実用化が進むアデティブマニュファクチュアリング(3Dプリンター)
AM機器は、加工セルの主要構成要素の位置づけで、従来の製造設備にない成果として、リードタイム短縮・コスト削減が見込まれている。また、IoTを活用したグローバルな生産システムも提案されている。さらに、ベースとなる機能・形状・材料を統一し,「テーラメイド」としての部品製造における加工セルにおいては,高いパフォーマンスが期待できる。
しかし、AMは更なる改良の余地があり、従来の除去加工に基づく加工機とは異なる点を考慮して総合生産システムの構築を行う必要がある。これらの視点から、AMにおける利点、課題、実例の報告を行う。
日本機械学会 フェロー 塩谷景一(主査)
ものつくり大学 松本宏行(幹事)
愛知産業(株) 金安力
明治大学 舘野寿丈
東京工業大学 田中智久
14.30~15.15
持続可能なサプライチェーンマネジメント
本講演では、経済性、環境性、社会性の面でバランスの取れたサプライチェーンマネジメントを考える。経済性では、特に金融恐慌などの需要リスク、震災などの供給リスクを考える。環境性ではライフサイクルアセスメントを、社会性では炭素リーケージやグリーンパラドックスなどの南北問題を議論する。
慶應義塾大学 中野冠
15.45~16.30
つながるサイバー工場研究分科会:CPPS* 〜サイバー空間へつながるモノづくり像、そして将来への技術ロードマップ〜(*CPPS: Cyber Physical Production System)
IoTとデジタル化の加速により、生産設備のスマート化や柔軟なサプライチェーン構築に向け、全ての設計・生産業務がサイバー空間上で戦略的に繋がり、最適な意思決定を支援するデータ駆動型の生産システム構築が重要となる。そこで、生産システムやシミュレーションに詳しい専門家を集め研究分科会を立ち上げた。
講演では、2040年のモノづくり像を創造し、リアルなモノ・設備をサイバー空間へ転写することで市場多様性にスマートに追従し、常に最適に運用される将来工場の実現に向けた技術ロードマップを報告する。
東京理科大学 日比野浩典 (主査)
(株)豊田中央研究所 則竹茂年 (幹事)
(株)レクサー・リサーチ 中村昌弘 (幹事)
定 員 350名