「配管減肉管理に係る規格(2016年版)」に関する講習会
開催日
2017年12月19日(火)10:00~17:30
企 画
発電用設備規格委員会
協 賛
一般社団法人 火力原子力発電技術協会
一般社団法人 日本原子力学会
趣 旨
日本機械学会では,民間規格活用の流れに対応してゆくため,学会規格・基準の作成を積極的に進めています.一方,発電プラントや化学プラントにおいては,系統配管の肉厚が運転時間の経過と共に徐々に減少する配管減肉事象が見られ,人的被害を伴う大規模破断に至る場合もあるため,プラント事業者としては定期的な配管肉厚測定や予防・保全対策を講ずることが必要となります.このため日本機械学会では2006年までに,配管減肉管理を定める指針が満足すべき要件及び管理において参考となる技術的知見を取りまとめた「発電用設備規格 配管減肉管理に関する規格」,加圧水型及び沸騰水型原子力発電所の配管減肉管理を行う際の要求事項を明確化した「発電用原子力設備規格 加圧水型原子力発電所 配管減肉管理に関する技術規格」,「同 沸騰水型原子力発電所 配管減肉管理に関する技術規格」の初版を発行しました.
このたび,上記3規格の改訂を行いました.本講習会では,本規格の策定に携わった方々が講師として,規格の基本的考え方や使用に際しての注意事項,主な改訂内容等について解説をいたします.
題目・講師
10:00~10:20 規格改訂の経緯と全体構成
電力中央研究所 稲田文夫
10:20~11:10 FACに関する技術的知見の概要と主な改訂点
東北大学 渡邉 豊
11:10~12:00 液滴衝撃エロージョン, キャビテーションエロージョンに関する技術的知見の概要と主な改訂点
電力中央研究所 稲田文夫
12:00~12:10 質疑応答
(12:10~13:10 休憩・昼食)
13:10~14:00 PWR配管減肉管理に関する技術規格の概要と主な改訂点
原子力安全推進協会 中村隆夫
14:00~14:40 BWR配管減肉管理に関する技術規格-1 概要と主な改訂点
日本原子力発電 中間昌平
14:40~15:20 BWR配管減肉管理に関する技術規格-2 代表減肉率の設定と管理ランクの変更
東芝 鈴鹿 諭
15:20~15:30 質疑応答
(15:30~15:40 休憩)
15:40~16:30 分岐合流部の減肉管理-1 減肉管理の必要性と技術的知見
三菱重工業 濱口義信
16:30~17:10 分岐合流部の減肉管理-2 管理方法(BWR/PWR共通)
日立GEニュークリア・エナジー 小谷貴彦
17:10~17:30 質疑応答
教 材
JSME S CA1-2016 発電用設備規格 配管減肉管理に関する規格(2016年版)
JSME S NG1-2016 発電用原子力設備規格 加圧水型原子力発電所 配管減肉管理に関する技術規格(2016年版)
JSME S NH1-2016 発電用原子力設備規格 沸騰水型原子力発電所 配管減肉管理に関する技術規格(2016年版)
定 員
60名 申込み先着順により 定員になり次第締め切ります.