講習会 実験流体力学 -マイクロ流れ実験の基礎と応用-
【趣 旨】
近年ニーズの高まりがみられるマイクロ流れ実験について,大学院生や比較的経験の浅い企業研究者・技術者を対象として,基礎から応用にわたる講習を行います.マイクロ流れを対象とした流体力学,マイクロPIVやマイクロLIFなどのマイクロ流動の計測法,ナノ流動,マイクロ混相流れ,マイクロ加工法,マイクロTAS,バイオMEMSなどの内容について,この分野の第一線で活躍されている研究者に基礎から応用まで幅広く解説していただきます.本講習を受けることによって,マイクロ流れ実験に関する基礎知識と応用例を学び,マイクロ流れ実験を始める契機となることを目的としています.
【題目・講師】
1日目-23日(月)-
9.30~10.45 「マイクロ流れの流体力学」
望月修(東洋大学)
10.45~12.00 「ナノ・レーザ誘起蛍光イメージング法によるマイクロチャネル壁面ゼータ電位分布計測」
佐藤洋平(慶應義塾大学)
12.00~13.00 昼休憩
13.00~14.15 「顕微鏡観察とマイクロ流れ計測」
杉井康彦(東京大学)
14.15~15.30 「マイクロLIF/TSP」
染矢聡(東京大学)
15.30~15.45 休憩
15.45~17.00 「マイクロ分散相の流体力学」
高木周(東京大学)
2日目-24日(火)-
9.30~10.45 「近接場光によるマイクロ流れの流動測定」
小方聡(首都大学東京)
10.45~12.00 「ガラス製マイクロ化学チップの加工」
菊谷善国(マイクロ化学技研(株))
12.00~13.00 昼休憩
13.00~14.15 「金属材料などによるマイクロデバイスの創成」
楊明(首都大学東京)
14.15~15.30 「共焦点マイクロPIVによるマイクロ混相流れの可視化計測」
大島まり(東京大学)
15.30~15.45 休憩
15.45~17.00 「マイクロ・ナノ流体デバイスのライフサイエンス応用」
山本貴富喜(東京工業大学)