「機械の日・機械週間」記念行事 自動車に関する講演と見学会
【趣 旨】
日本機械学会は,“機械”の意義や役割を広く社会と共に考え,人間と機械のふさわしい関係を模索するため,産官学の関係各方面と協力して,記念日と記念週間を制定して各種の事業を企画開催することにし,七夕の中暦にあたる8月7日を「機械の日」,8月1~7日を「機械週間」(メカウィーク)として制定することを決定しました.
関西支部ではその記念行事として,本年は21世紀の科学技術を担う若い人達に機械工学の面白さを伝え,また次世代の技術者の育成を支援するために,高校生,大学生,社会人を対象に自動車に関する講演と見学会を行います.多くの若い人達の参加を期待します.
【内 容】
1.見学1/13.30~14.30 本社(池田)工場見学(DVD放映,質疑含む)
本社(池田)工場で生産している軽自動車「エッセ」,小型乗用車「ブーン」「クー」及び受託車,OEM車の組立ラインを見学し,総合機械製品である自動車製作についての理解を深めます.
2.見学2/14.40~15.40 ヒューモビリティワールド館見学
ヒューモビリティーとは,Human(人)とmobility(自動車)を合わせる事により,「人・地球にやさしいクルマづくり」という,ダイハツの思いを表現したものです.ヒューモビリティワールドでは,100年間の自動車の歴史をたどるとともに,クルマの原理,クルマと環境問題,そして未来のモビリティ社会への夢や展望が紹介されています.人々にとって身近な存在であるクルマについて,もっと楽しくもっと深く知るための工夫がなされています.http://www.daihatsu.co.jp/hw/
3.講演/15.50~17.00 「賢者の石を求めて:先端技術で拓く自動車の未来」
ダイハツ工業株式会社 先端技術開発部ETE 田中裕久氏
自動車の環境技術は貴金属資源に大きく依存しています.自動車が広く愛用され続けるためには,貴金属を出来るだけ少なく,さらには全く使わない環境技術が必要とされています.さながら錬金術のような先端技術として,インテリジェント触媒,ディーゼルプラズマ後処理,白金フリー液体燃料電池を紹介し,自動車の未来について一緒に考えていきます.
【参加対象】
高校生,大学生,社会人
【参加資格】
本会会員 但し,高校生,大学生は非会員でも参加いただけます.
【定 員】
80名(高校生,大学生を優先とします.)