「特別企画」日本機械学会東北支部・東海支部共同セミナー 交通とエネルギーの統合-クリーンでロバストな社会システムを目指して-
【協賛】
自動車技術会東北支部,自動車技術会中部支部,計測自動制御学会東北支部,計測自動制御学会中部支部,精密工学会東北支部,精密工学会東海支部
【開催日】
2011年11月12日(土)13:00~19:30
【内 容】
13:00~ 開会の挨拶 (西山東北支部長、神納東海支部長)
13:30~14:10 講演1
超高精度量子ドット形成技術による高効率太陽電池の実現に向けた挑戦
東北大学流体科学研究所 教授 寒川誠二
概要: 理論限界である29%に迫りつつある現在主流の結晶シリコン型に代わり、量子ドット太陽電池が注目を浴びている。しかしこれまでは高効率な光吸収やキャリア輸送に不可欠な超格子構造の実現が難しかった。私どもは独自手法である中性粒子ビームとバイオテクノロジーを融合し、シリコン量子ドットで超格子構造の作製を初めて実現、超高効率太陽電池への可能性を示した。
14:10~14:50 講演2
グリーンモビリティ社会に向けた研究ロードマップ -東海地区でのアクションプラン-
名古屋大学エコトピア科学研究所 教授 大日方五郎
概要: 我が国の中核産業である自動車が、技術そのものではなく経済環境や国際関係のために厳しい状況にさらされている。さらに、環境負荷抑制やエネルギー節約が求められ、技術的にも転機を迎えているように思われる。自動車の電気化やエネルギー媒体の水素化などの新技術を取り入れた未来型ビークルと未来都市交通システムを見つめた研究開発のロードマップと東海地区の大学、企業のアクションプランを紹介する。
14:50~15:00 休憩
15:00~15:40 講演3
パーソナルモビリティとくらしのエネルギーの将来を考える -『自由な移動の喜び』と『豊かで持続可能な社会』の実現に向けて-
(株)本田技術研究所 新エネルギシステム研究室 室長 藤澤 義和
概要: Hondaは、「自由な移動の喜び」と「豊かで持続可能な社会」の実現を目指し、キー技術を「“ユニバーサルな移動体”としての電動化モビリティ」、「社会・人・モビリティ間のインターラクティブ性を高めた交通システム」更に、「くらしと電動モビリティでCO2低減を目指しつつ快適な生活を実現するエネルギマネージメント」と捉えている。本講演ではそれらの新しい可能性と取り組みについて紹介する。
15:40~16:20 講演4
電気自動車とスマートコミュニティへの活用
三菱自動車株式会社 開発本部先行技術企画室 上級エキスパート 百瀬信夫
概要:化石燃料依存からの脱却を目指し、自動車も新たな燃料適用の検討が進められているが、その中でも多用な方法で生成が可能で、かつエネルギー回収が容易な電気エネルギーを用いた電気自動車について、その特徴を紹介する。また、未来の社会システムとして検討が進められている、スマートコミュニティについて、電気自動車に搭載する電池を有効に利用する取り組みについても、当社内の実例を交えて紹介する。
16:20~16:30 休憩
16:30~17:15 パネルディスカッション
17:30~19:30 懇親会(青葉記念会館 3F、参加費2000円)
【申 込 締切】
2011年10月14日(金)
【定員】
150名