2008年度日本機械学会フェロー選考経過報告
社団法人 日本機械学会
フェロー選考委員会
委員長 松久 寛
会員のフェロー制度は海外の学協会では早くから確立されており,イギリス機械学会やアメリカ機械学会では会員の経歴に応じて学生会員,准員,正会員, フェロー,名誉会員と種別(grade)が変わって行きます.なかでもフェローとなる会員は,学会を代表するにふさわしい技術者として認定され,その自覚 を持って社会的に活躍されております.
本会では,1999年12月14日開催の評議員会でフェロー制度導入が決定されており,2000年度(第1回)より,これまでに999名のフェローが認定されております.
これにより,海外の姉妹学会との連携を深め,会員が国際社会で一層活躍するための基盤づくりの一助になり得たかと考えられます.一方,日本技術者教育認 定機構(JABEE)が設立され,国際的に通用する日本の技術者の認定と育成が当面焦眉の課題となっており,機械技術者の一層の地位向上が望まれておりま す.このような情勢の中で,2008年度のフェロー選考委員会では,本会の各組織(支部・部門・部会・機構・センター)に候補者の推薦を依頼し,最終的に下 記記載のように33名の方をフェロー候補者として第86期理事会および評議員会に上申し,異議なく承認を得られましたので,ここに全会員の皆様にご報告申 し上げます.