校閲委員制度廃止について
2017/01/05 |お知らせ
一般社団法人 日本機械学会
編 修 理 事 会
本会発行の学術誌に投稿された論文の審査において,校閲(査読)を行うことは論文の質を担保する際に重要な作業です。本会では,この作業を担うために校閲委員制度を設け,毎年,学術誌および部門関係者各位から校閲委員候補者の推薦を受け,校閲委員への委嘱を行ってまいりました。
広範囲の領域をカバーしている学術誌では,委嘱された校閲委員だけでは校閲者の選定が不可能なケースも出てきており,また,毎年の校閲委員への委嘱に係る事務負担も大きくなっております。加えて,実際の編修作業においては,過去の校閲委員経験者や校閲委員就任者以外にも校閲依頼が出されており,校閲委員として委嘱されているか否かに関わらず,論文審査に協力をいただいている状況が多くみられます。
これらの状況を鑑み,2017年度から,校閲協力依頼を主とした論文審査への移行を行い,これまでの委嘱による校閲委員制度を廃止します。校閲を行う者としての基本的な指針を変えることはありませんが,委員や本会会員に制約されることなく,投稿された論文に適切な校閲協力者の選定を行うことにより,柔軟な審査体制が確立されることを期待しております。
2017年4月1日以降から校閲委員制度を廃止とすることを決定した旨ここに報告させていただきます。
今後は論文投稿審査システムの登録者には,制約なく校閲協力依頼が出されます。
校閲委員制度は廃止となりますが,論文審査において,校閲を行うことは論文の質を担保する上で重要であることに変わりはないため,校閲依頼が出された際には,何卒ご理解とご協力のほど,よろしくお願い申し上げます。