企画理事

会員諸氏におかれましては長らく通常総会講演会と全国大会を研究発表の場としてご利用いただいてまいりましたが，明1999年よりこれを一本化し「年次大会」として新たにスタートすることになりました．初回の大会は下記のとおりです．今後なおいっそう研究発表の場として「年次大会」をご利用くださるようお願いいたします．

1.　経　緯

本会は1897年（明治30年）6月12日に設立され，翌1898年7月12日に会務・会計報告および役員選挙等の重要事項を議決するため第1回「年会」を開催いたしましたが，これに合わせて講演会も開催するようになりました．やがて1924年（大正13年）に文部省より社団法人の認可を受けたことに伴い，この年より年会を「総会」に改称し，事業年度を第1期とカウントし始めました．本年3月31日より4月3日まで東京工業大学大岡山キャンパスで開催する講演会が，創立100周年の年にもかかわらず「第75期通常総会講演会」と称される所以がここにあります．

また，1903年（明治36年）に大阪において，内国勧業博覧会が開かれたのを機会に，臨時大会と称して4月に講演会を開催し始めましたが，これが1925年（大正14年）より秋期に開催されるようになり，やがて1960年（昭和35年）に「全国大会」と改称されて今日に至っております．
その後，支部の研究発表講演会に加えて，1987年より設置され始めた部門が専門別の研究発表講演会を開催するようになり，その数ならびに規模が拡大するにつれて，性格の類似した通常総会講演会と全国大会は一本化した方が良いという意見が多々聞かれるようになりました．このため，数年前より理事会において検討を重ねた結果，前期（1996年度）理事会において通常総会講演会と全国大会を廃止して，新たに年次大会を開催するという方針が決定されました．

〔改善骨子〕

①　通常総会講演会と全国大会を統合して「年次大会」とし，毎年1回国内の適切な場所において開催する．ただし，少なくとも3年に1回は関東地区において開催することとする．
②　実施は1999年からとする．

2.　今後の予定

1999年7月27日（火）～29日（木）
〔1999年度年次大会〕会場：慶應義塾大学三田キャンパス