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意見交換会
「物理の学習における『つまずき』を探る」
パネルディスカッション
「技術者育成における日本の理科教育を考える」

日本機械学会関東支部主催行事
協賛:日本物理教育学会,日本産業技術教育学会


期日:2009年8月8日(土)
場所:国立科学博物館  日本館4階大会議室(東京都台東区上野公園7-20))
10:45~12:15 意見交換会「物理の学習における『つまずき』を探る」
1 「物理教材コンテスト」概要説明
2 日本機械学会関東支部企画「おもしろメカニカルワールド」の展示の紹介
3 自由討論
説明・紹介・討論司会: 原村嘉彦( 神奈川大学 )
13:20~16:40 パネルディスカッション「技術者育成における日本の理科教育を考える」
1 早期工学人材育成事業の概要( 森下信,横浜国立大学 )
2 「工学」という積極的な進路希望に辿り着けない中高生の現状と背景
( 井上賢,駒場東邦中高等学校 )
3 体験型イベントによる啓発活動の可能性( 寺田英嗣,山梨大学 )
4 女性技術者育成のキーポイント( 松尾亜紀子,慶応義塾大学 )
5 企業から見た理科教育(技術者への入口)への期待( 奥住直明,株式会社東芝 )
6 総合討論( 司会:山田一郎,東京大学 )

開催趣旨

 天然資源に恵まれない我が国ですが,ものづくりを通して世界をリードする一方,ノーベル賞受賞者をはじめ,国際的に評価される研究者も数多く輩出し,先端技術の面でも世界と肩を並べるまでになりました.しかし,若者の理科離れ・工学離れが進み,将来の我が国を支える技術者の質と量の確保が危ぶまれる状況になりつつあります.このような現状を打開するためには,中学,高校,大学,学会,企業が個別に努力するだけではなく,協力し合ってより効率的な,また幅広い活動をすることが必要です.活動のキーワードとして,物理をより易しく学べる環境づくりと中学生・高校生に技術者になりたいと思わせる環境づくりを挙げたいと思います.日本機械学会では,この2つのキーワードを軸に,各方面の皆様の知恵を出し合う機会を設けました.是非多数のご参加を賜りたく存じます.

 第1のキーワードに関して,日本機械学会関東支部では,2010年度に,物理教材コンテストをスタートさせたいと考えています.教材のアイデアを募り,優秀作品を実際に作り授業でその効果を確認できるよう支援していきたいと考えています.そのPRと課題の策定に関する意見聴取を兼ねて,下記の要領で意見交換会を実施します.10時から開始される科博の企画「夏休みサイエンススクエア」をご見学後,参加されることをお勧めします.

 主に第2にキーワードに関して,パネルディスカッションを企画しました.本学会が企画する小中高生向けをうたった行事の参加者は,大半が小学生で,中学・高校と学年が進むにつれて参加者が減る傾向にあります.クラブ活動や大学入試に向けた勉強で忙しくなることも理由と思われますが,理科離れとの関連も推察されます.中学・高校の生徒が理系科目にどのように対応しているかといった現状も踏まえて,理科離れ・工学離れの根っこを探ってみたいと思います.一方,女性の社会進出は次第に増えてきていますが,機械技術者となる数は相変わらず少数です.技術者不足も,女性の参入が実現できれば問題ないという見方もできますが,女性を物理系の領域に取り込むための工夫が必要でしょう.以上の観点から技術者を志す若者を増やすために何をすべきか,みんなで考えてみましょう.

参加費・申し込み方法

参加費 : 無料
意見交換会に参加される場合は,科博に入館(入館料:大人600円,65歳以 上無料)した上でご参加ください.パネルディスカッションのみ参加される場合 は,通用門からお入りください.この場合,お送りする参加証の提示が必要です.

申し込み方法:
8月5日(水)までに,「中高生理科教育関連企画申込」と題記して,氏名,所属,参加する企画の別(意見交換会,パネルディスカッションの一方または両方)を明記の上,haramy01@kanagawa-u.ac.jp(全て半角文字)宛お申込みください.問い合わせもこのメールにお願いします.

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