編集後記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
技術が及ぼす社会への影響を考えれば,我々技術者は自分の技術を駆使して行う全ての活動に対して「安全」の重要性を認識し,かつ認識し続けなければなりません.が,私たちは日常の中で,社会を意識した安全というものをどれだけ認識できているでしょうか? ある大事故が起こると関係者を批難する我々は,自分に関係する,あるいはしそうな事故防止策を議論しようとすると途端に楽観的になってはいないでしょうか? あるいは,企業内や学内で安全活動をしているとき以外は安全に無関心になっていないでしょうか? 本小特集は,安全に関連した限定的ないくつかの話題提供で構成し,読者に改めて安全に対する関心を持って頂こうと企画したものです.関西大学の齋藤氏には工学倫理のお話を,九州電力の荘野氏には企業における安全管理の話題提供を,北海道大学の早坂氏には機械学会では馴染みが薄いが「社会と安全」という切り口から見ると重要な一つのテーマである森林火災に関する話題提供をお願いしました.安全やリスクに関する記事は当部門では頻繁に出るようになりましたが,それぞれちょと毛色が変わって面白い記事になったのではないかと思います.もっとも,今回はなかなか原稿が集まらなかったために,編集者の駄文まで掲載してしまいましたが,どうかお許しください. ホームページ管理にあたり,情報収集に大変苦労しております.会員各位におかれましては,どんな小さな情報でも構いませんので,情報をお寄せください.よろしくご協力をお願い致します. (広報委員会委員長 吉田敬介(九州大学))
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