No.08-129「若手技術者のための技術者倫理セミナー2008」

日本機械学会 技術と社会部門 
〔協賛 日本技術士会〕

開催日
  2008年11月15日(土)10.00〜17.00


会 場
  東京農工大学 田町オフィス(キャンパス・イノベーションセンター東京 4F 406号室)
  JR山手線・京浜東北線 田町駅(徒歩1分)、都営三田線・浅草線三田駅(徒歩5分)

  東京都港区芝浦3−3−6

趣 旨

 日本機械学会は会員の半分以上が企業に籍をおく技術者であり,その技術者は企業活動を通して社会の発展に寄与している。この製品を市場に出して利益を得ることで企業が生き残る競争社会においては,科学の基本原理を探求するように完全無欠の製品を作り上げてから製品を市場に出すのでは時期が遅く製品市場は無くなり企業は存続の危機に遭う。このために企業は自らのリスクと責任で,完全無欠ではないが技術者としてベストの製品を市場に送り込むことで企業が存続するための利益の確保を目指すことになる。
 ところで企業活動を通して社会の発展に寄与するには,規模が大きくリスクが大きいほど利益が大きくなければ収支は成り立たないが,「大きな利益を得るから企業は悪」という風潮と「自分の勤める企業は潰れない」という気持ちが,この人工物環境において最も重要な役割を果たす技術者の社会的地位を低いままにしている。
 このセミナーでは、若手・中堅技術者が活動における「リスクを伴う自由」を選択し,「技術者としての社会的評価」を得るために,どこかで必ず遭遇する問題である,個人の利益に絡む多くの不祥事と,技術的要因に対する注意不足/説明不足に因る事故に対して,その状況に直面した技術者が自らの理念に基づき,どのような判断を選択できるかを事例によって示すものである。
 このために,技術者倫理に関して企業での経験が豊富な方の講演を通して、また、ケース スタディーを基本としたグループでの検討や討論を通し,技術者倫理について学んでいただく。

プログラム
  10.00〜10.15/はじめに
    横浜国立大学 大学院工学研究院 教授(主査)高田 一
  10.20〜10.50/機械技術に関する技術者倫理
    日機装(株)企画開発部 参事 技術士 小西 義昭
  10.55〜11.25/建築土木に関する技術者倫理
    (株)フジタ 土木部 品質・環境・安全指導役 技術士 岡田 惠夫
  11.30〜12.00/化学に関する技術者倫理
    東京農工大学 技術経営研究科 教授 技術士 中村 昌允
  13.00〜13.50/ケース(1)に関するグループでの議論
    講師全員
  13.50〜14.20/グループ間での討論
    講師全員
  14.30〜15.20/ケース(2)に関するグループでの議論
    講師全員
  15.20〜15.50/グループ間で討論
    講師全員
  16.00〜17.00/演習

  定 員 :30名申込み先着順により定員になり次第締め切ります.
  参加費 :会員3,500円,会員外5,000円.参加費には,資料代を含みます.

申込方法

 No.08-129「若手技術者のための技術者倫理セミナー2008」参加申込みと題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください。


申込・問合せ先:日本機械学会(担当職員 加藤佐知子)E-mail:kato@jsme.or.jp 
FAX(03)5360-3508


行事一覧へ

部門トップページへ