イブニングセミナー(第114回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2009年3月25日(水)18.00〜20.00
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス) 55号館2階第4会議室
[東京都新宿区大久保3-4-1/電話(03)5286-3000
地下鉄副都心線「西早稲田」駅となり, JR「高田馬場」駅戸山口下車徒歩12分, 都バス(高71)九段下行「都立障害者センター」下車徒歩1分, →早稲田大学キャンパス案内図(早稲田大学のホームページ)

趣   旨:

 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマ
および講師:

「鉄道ルートの選定」

 高層マンション、葬祭場など建設計画が出ると、その計画地の周辺には、直ちに建設反対の立て看板が立つ。鉄道建設の場合も同様である。鉄道建設では、まず、一定の線形条件に合わせた細長い用地を、買収するか使用承諾を得ねばならない。従って、そのルート選定は、実現可能性を踏まえ、地形図上で最適解を求める作業とも言える。一旦公表したルートは、絶対変えないのが原則。その後、開通を担保するのは、担当者の誠意と熱意だけである。
 「土木工学」は「Civil Engineering」の訳と言われる。鉄道の建設・改良が、土木工学よりもCivil Engineering (市民工学)の色合いが強いことを、いくつかのルート選定作業を通しお話ししたい。大河ドラマ篤姫の台詞に、「一方聞いて沙汰するな」とあります。恐縮ながら、計画実行した側、一方だけの雑駁な話ですが、聞いて頂けないでしょうか。

 

講師: 松 良晴( 土木学会フェロー会員・鉄道OB)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)
(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第114回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
申込先

日本機械学会(担当職員 加藤佐知子)E-mail:kato@jsme.or.jp ,FAX. 03-5360-3508

<懇親会> 高田馬場駅前の土風炉(とふろ)にて、講師を囲んで懇親会を行います。
(会費\3,000程度)
問合せ先: 〒150-8677 東京都渋谷区恵比寿2-27-10 日機装第2別館
日機装(株)流体技術カンパニー
 小西義昭
TEL:03-3443-3728  FAX:03-3444-2403
E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp


都立産業技術高専
 吉田喜一
TEL:03-3801-0146 ex.544
E-mail:kyoshida@kouku-k.ac.jp

行事一覧へ

部門トップページへ