イブニングセミナー(第105回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2008年5月28日18:00〜20:00 (水曜日)
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス)[55号館N棟1階大会議室A](会場が変更になりました。ご注意ください)
[東京都新宿区大久保 3-4-1/電話(03)5286-3000/JR「高田馬場」駅戸山口下車 徒歩12分,都バス「都立 障害者センター」下車徒歩1分,地下鉄東西線「高田馬場」駅下車徒歩12分] →早稲田大学キャンパス案内図(早稲田大学のホームページ)
趣   旨:  技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
テーマ
および講師:

「Winny事件はなぜ有罪なのか?」

 Winny事件で被告人が有罪にされた決め手の一つに、お姉さんとのメールのやり取りがあったのはあまり知られていない。お姉さんは、被告人に
 「太郎ちゃんが,軽く作ってみたものが,これだけ話題になるなんてやっぱり,太郎ちゃんてすごいのね,と感心してます。あとは,ぬかりなく気をつけてね」
 というメールを送っていました。被告人は、お姉さんに  「何やったらまずいかは良く把握してるんで(おかげで最近は著作権法とかに詳しくなったけど)気は付けてます。その辺は抜かりないはず」
 という返事を送っていたのです。
 講演では、このような被告人とお姉さんのメールのやり取りを含む事件の推移、Winnyファイル共有ソフトの内容、Winny利用者の逮捕や有罪判決、新しい技術を開発して公開しただけでなぜ有罪になるのか、このような判決は科学技術の発展にブレーキをかけることになる、いや著作権者の立場を守るべきであるなど賛否両論の内容、今年3月迄に結論が出そうな著作権法における『著作権の間接侵害』規定との関係、今後の見通しについて、わかりやすく解説させていただきます。


講師:角田 政芳(東海大学法科大学院教授)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)
(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第105回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
FAX送付先: (03)5360-3508(担当職員 加藤佐知子)E-mail:kato@jsme.or.jp
<懇親会> 高田馬場駅前の土風炉(とふろ)にて、講師を囲んで懇親会を行います。
(会費\3,000程度)
問合せ先: 〒150-8677 東京都渋谷区恵比寿2-27-10 日機装第2別館
日機装(株)流体技術カンパニー
 小西義昭
TEL:03-3443-3728  FAX:03-3444-2403
E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp


都立産業技術高専
 吉田喜一
TEL:03-3801-0146 ex.544
E-mail:kyoshida@kouku-k.ac.jp

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