イブニングセミナー(第101回)

(技術と社会部門企画)



開 催 日: 2007年12月19日18:00〜20:00 (第3水曜日です)
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス)55号館2階第3会議室
[東京都新宿区大久保 3-4-1/電話(03)5286-3000/JR「高田馬場」駅戸山口下車 徒歩12分,都バス「都立 障害者センター」下車徒歩1分,地下鉄東西線「高田馬場」駅下車徒歩12分] →早稲田大学キャンパス案内図(早稲田大学のホームページ)
趣   旨:  技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
テーマ
および講師:

「学問と闘いと -イルカに学び法廷に学ぶ-」

 1972年(沖縄の日本復帰の年)以来35年間「国立大学法人・琉球大学」で過ごした講師・63才の感慨から、標題について語る。すなわち永井は、齢60に届こうとする頃ようやく"大学とは畢竟発明と発見の場である"ことに気が付き、それまで以上のペースで発見や発明を重ね、今日に至っている。しかし、発明も発見も新しい知の創造であるから、当然、旧知/既成概念の側からの激しい反作用があることもまた真実である。学問および大学と大学人の発展も闘いを抜きには語られない。
 イルカ泳運動の観察や魚型ロボットの開発、日本型風力発電システムの研究開発に従事するなかから、永井は多くの流体力学的に重要な新知見を得ているが、それらもあるいは無視され、あるいは激しい反発に遭って、なかなか学会の共有財産とはならないことについて具体的に報告する。また、永井は国立大学の法人化に全力を挙げて反対し、就中、政府文科省の学長選挙取上攻撃/やらせに抗議しているが、権力の側からのあからさまな反作用/停職処分攻撃にあっているので、これについても詳細に報告する。永井を支えているのは真実の力のみかも知れない。学問の友人、仁の士、多数のご臨席を切にお願いしたい。



講師: 永井 獏(琉球大学教授)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第101回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
FAX送付先: (03)5360-3508(担当職員 加藤佐知子)E-mail:kato@jsme.or.jp
問合せ先: 〒150-8677 東京都渋谷区恵比寿2-27-10 日機装第2別館
日機装(株)流体技術カンパニー
 小西義昭
TEL:03-3443-3728  FAX:03-3444-2403
E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp


都立産業技術高専
 吉田喜一
TEL:03-3801-0146 ex.544
E-mail:kyoshida@kouku-k.ac.jp

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