イブニングセミナー(第99回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2007年10月24日18:00〜20:00 (開催日が31日→24日に変更になりました)
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス)55号館2階第4会議室(第3会議室→第4会議室に変更になりました)
[東京都新宿区大久保 3-4-1/電話(03)5286-3000/JR「高田馬場」駅戸山口下車 徒歩12分,都バス「都立 障害者センター」下車徒歩1分,地下鉄東西線「高田馬場」駅下車徒歩12分] →大久保キャンパスの地図(早稲田大学のホームページ)
趣   旨:  技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
テーマ
および講師:

「トイレ設備よもやま話」

 誰もが、毎日必ずお世話になる設備の筆頭は、トイレではないでしょうか?
 昭和13年に私の父が創めた会社は、木工関連の製品作りから始まって、木製の弁座、初期の水洗トイレに使われたシスタンク(頭の上に取り付けられた木製の箱。それに取り付けられた鎖を引くと、便器に水が流れ水洗します)を造り販売していました。町工場でしたから、両親共毎日朝5時頃から夜中12時頃まで体を粉にして働いていたことが分るようになって、父の会社に入社。父が苦労して製作所を経営している姿を見て、なんとかこの会社を大きくしていきたいと、製作所の跡を継ぐことを決意しました。その後仕事に関連したクレーム、困っている事(トイレ廻り、水廻りの生活用品について)の解決に夢中になり、幾つかの新製品を生み出しました。洗浄水の使用量を節約したい、トイレの使用中に人に聞かれたくない音を消したい、トイレットペーパーを片手で切りたい、水漏れの補修が簡単にできる材料の開発など、数々の独自のアイデア製品を開発・販売しています。これらが多少でも地球資源を守っているかと思っています。今省みますと新製品創りを成功させながら、不徳の致すところでの悔しい思いをしたこと等もあったり、生産設備のセル化に取り組んだり、中小企業の小さな社長が件名に頑張っている、少し違った目線での経験話も稚拙ながら何かのお役に立てればと思います。

 モットーは「人を活かし、ものを活かすための技術」。



講師: 折原征一((株)折原製作所代表取締役)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第99回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
FAX送付先: (03)5360-3508(担当職員 加藤佐知子)E-mail:kato@jsme.or.jp
問合せ先: 〒150-8677 東京都渋谷区恵比寿2-27-10 日機装第2別館
日機装(株)流体技術カンパニー
 小西義昭
TEL:03-3443-3728  FAX:03-3444-2403
E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp


都立産業技術高専
 吉田喜一
TEL:03-3801-0146 ex.544
E-mail:kyoshida@kouku-k.ac.jp

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