イブニングセミナー(第82回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2006年4月26日18:00〜20:00 (毎月最終水曜日開催)
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス)55号館S棟2階第3会議室
[東京都新宿区大久保 3-4-1/電話(03)5286-3000/JR「高田馬場」駅戸山口下車 徒歩12分,都バス「都立 障害者センター」下車徒歩1分,地下鉄東西線「高田馬場」駅下車徒歩12分] →大久保キャンパスの地図(早稲田大学のホームページ)
趣   旨:  技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
テーマ
および講師:

テーマ:「光波を自在に制御する!!液晶光学素子」

薄型軽量そして低消電を特徴とする液晶素子は時計や携帯等の小型パネルから50インチ以上の大型テレビに至るまで、フラットディスプレーとして必要不可欠なデバイスとなり、巨大な市場を築きつつある。しかしディスプレー応用では液晶を単純な光のシャッターとして使用しているに過ぎず、またアジアの諸国と厳しいコスト競争に陥っている。一方で液晶本来の特徴である、半波長電圧がわずか数ボルトであるという事を考慮すると液晶素子は光波の変調素子として本質的に優れていて、プラズマやEL等の発光デバイスでは実現困難な性質を持つ事がわかる。 我々はこの点に15年以上前から着目し、光波面変調用の液晶光学素子の開発とその応用研究を行い、91年には液晶を用いた3D動画ホログラフィのデモや00年にはDVDピックアップ用の収差補補正用液晶光学素子を世界に先駆けて量産化した。ここでは液晶光学素子の開発経緯とその特徴及び応用事例を紹介し、液晶光学素子は今後々に何を提供してくれるのかを皆様方と議論していきたいと考えております。


講師:橋本信幸(シチズン時計梶@技術研究所研究室長)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生員無料),非会員1500円(学生非会員500円)(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第82回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
FAX送付先: (03)5360-3508(担当職員 加藤佐知子)E-mail:kato@jsme.or.jp
問合せ先: 〒150-8677 東京都渋谷区恵比寿2-27-10 日機装第2別館
日機装(株)流体技術カンパニー
 小西義昭
TEL:03-3443-3728  FAX:03-3444-2403
E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp

または,
東京都立航空高専
 吉田喜一
TEL:03-3801-0146 ex.544
E-mail:kyoshida@kouku-k.ac.jp

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