イブニングセミナー(第137回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2011年4月27日(水)18.00〜20.00
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンパス) 62W号館1階大会議室
東京都新宿区大久保3-4-1/電話(03)5286-3000
地下鉄副都心線「西早稲田」駅(早稲田大学構内に出口)0分、JR「高田馬場」駅戸山口下車徒歩12分,
早稲田大学キャンパス案内図(http://www.waseda.jp/jp/campus/okubo.html)

趣   旨:

 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマ
および講師:

技術伝承と安全管理

 技術に関わる事故・不祥事は,注意不足/説明不足等による技術者の能力に起因するもの,不適当な情報により境界の線引きを誤るもの,技術的問題は判っているが組織のリスク判断逸脱等の様々な状況があるが,いずれにしても技術を専門としている技術者の関わりが大きく,技術者が主体となって解決しなければならない.

 しかしながら事故の再発防止のための対策は,最も関係の深い原因の除去のみを考慮し,複合要因の全体、特に関連技術者の置かれた立場を掘り下げることが稀である.

 安全に関する技術者の判断は,専門知識のみではなく経験を含めた総合的なものでなければならないが、個人が経験できる範囲は限られており広い意味での技術伝承が重要である.  事故に至った経過,種々の要因を具体的で深く掘り下げることは,その事故の再発を防止するのみならず,技術者の安全管理に対する基本姿勢を形成することになる.

 公表された事実を見直すことで,技術が人とどのように関わるかを示していただく.

講師: 中村 昌允(東京農工大 教授)


参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)
(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「No. 00-00イブニングセミナー(第137回)申し込み」と題記し,
(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
申込先

日本機械学会(担当職員 曽根原雅代)E-mail:sonehara@jsme.or.jp ,FAX. 03-5360-3508

<懇親会> 高田馬場駅前の土風炉(とふろ)にて、講師を囲んで懇親会を行います。
(会費\3,000程度)
問合せ先:

(株)日機装技術研究所/小西義昭/tel.:042-392-3087? E-mail: y.konishi@nikkiso.co.jp
都立産業技術高専/吉田喜一/tel.:03-3801-0146 ex.544 E-mail:kyoshida@acp.metro-cit.ac.jp

次回予定:

2011年5月25日(水)18.00〜20.00
虫と遊ぶ−カミキリムシの多様性講座−
講師:新里達也 技術士・(株)環境指標生物 代表取締役


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