イブニングセミナー(第130回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2010年8月28日(水)18.00〜20.00
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンパス) 62号館1階大会議室
東京都新宿区大久保3-4-1/電話(03)5286-3000
地下鉄副都心線「西早稲田」駅(早稲田大学構内に出口)0分、JR「高田馬場」駅戸山口下車徒歩12分,
早稲田大学キャンパス案内図(http://www.waseda.jp/jp/campus/okubo.html)

趣   旨:

 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマ
および講師:

「鉄道訓練シミュレータとSNS ―最新のITC技術か?細心のベテラン技術か?―」

 安全性と時間厳守を重んじる日本の鉄道サービスでは,運転士・車掌のスキルアップは重要課題であり,業務訓練にも様々な工夫がなされている.
 このうちの「フルハイビジョン可変速再正技術」という、最先端技術を活用した鉄道運転シミュレータについて,わかりやすく解説する.この技術は、運転速度が変化しても、画像が乱れることなく実路線のリアルな映像を再現表示可能な技術であり、鉄道会社での業務訓練は勿論、子供向け訓練エンターテイメント施設でも採用されている楽しい技術である.
 デモンストレーションを交えて、「どの様な背景」から「何を狙って」開発されたのか、「独自性は何か」、「これからどうなるのか」を、説明する.
  また、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)というものを利用して、「ベテランのノウハウ」と「現場のヒヤリハット」を情報共有する、クラウドコンピューティング技術を採用した新しいインターネットサービスへの取り組みについても紹介する.
なお,「フルハイビジョン可変速再正技術」は,教育効果やシステムの企画・実現方法に関し,日本e-Learning大賞経済産業大臣賞とグッドデザイン賞(Gマーク)を受賞したシステムである.

 


池田尚義(富士通梶@サービスプロダクトビジネスグループ)

参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)
(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第130回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
申込先

日本機械学会(担当職員 井上 理)E-mail:inoue@jsme.or.jp ,FAX. 03-5360-3508

<懇親会> 高田馬場駅前の土風炉(とふろ)にて、講師を囲んで懇親会を行います。
(会費\3,000程度)
問合せ先:

(株)日機装技術研究所/小西義昭/tel.:042-392-3087? E-mail: y.konishi@nikkiso.co.jp
都立産業技術高専/吉田喜一/tel.:03-3801-0146 ex.544 E-mail:kyoshida@acp.metro-cit.ac.jp

次回予定:

2010年9月29日(水)18.00〜20.00
仮題「機械の音デザイン -機能価値から感性価値へ,音作りのヒント-」


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