イブニングセミナー(第122回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2009年11月25日(水)18.00〜20.00
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンパス) 55号館1階大会議室 A
東京都新宿区大久保3-4-1/電話(03)5286-3000
地下鉄副都心線「西早稲田」駅(早稲田大学構内に出口)0分、JR「高田馬場」駅戸山口下車徒歩12分,
早稲田大学キャンパス案内図(http://www.waseda.jp/jp/campus/okubo.html)

趣   旨:

 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマ
および講師:

「どっこい生きている!甦るリヤカー」

 都立航空高専(現都立産業技術高専・荒川キャンパス)は東京城東地域のほぼ中央に位置している.本校はこの10年来地域の中小企業・町工場,行政との産学公連携・交流を深めてきた.城東地域にはキラリと光る町工場が沢山ある.本校(荒川区南千住)のすぐそばに,現在日本で唯一のリヤカーメーカー・ムラマツ車輌がある.アフリカにリヤカー製造技術を教えに行って,中学生道徳の副読本に紹介された.今回この村松社長に講演をお願いした.下に社長の講演概要をお示しする.(ここまで吉田喜一記)

 @ 知っていますか?
  リヤカーの誕生・・・リヤカーは何語か? 量産は? 活用とその変遷. 市街地!農村地域! リヤカーの衰退・・・その後

 A リヤカーに注目した黒河内康氏(元タンザニア大使)
  リヤカーは甦るか? 国連の United Nation Industrial Development Organizationとの契約, 研修生の来日, 機械・設備・部品の船出し, 通関の困難, 設定電圧の違い, タンザニア産リヤカーの完成

 B 都立航空高専との出会い
  新型リヤカーの開発,ジョイントの新規開発,
  高専専攻科学生・K君(現在社員)のインターンシップ紹介,
  高専卒業生・I君の紹介,三人乗り三輪車・トライの開発,JR東日本の依頼/アシスト付リヤカー,トライのアシスト付の開発製作

 

講師:村松孝一(ムラマツ車輌 社長)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)
(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第122回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
申込先

日本機械学会(担当職員 井上 理)E-mail:inoue@jsme.or.jp ,FAX. 03-5360-3508

<懇親会> 高田馬場駅前の土風炉(とふろ)にて、講師を囲んで懇親会を行います。
(会費\3,000程度)
問合せ先:

(株)日機装技術研究所/小西義昭/tel.:042-392-3087? E-mail: y.konishi@nikkiso.co.jp
都立航空高専/吉田喜一/tel.:03-3801-0146 ex.544 E-mail: kyoshida@kouku-k.ac.jp

次回予定:

2009年12月22日(火)18.00〜20.00
 「「GUI(グラフィカルインターフェース)を創出したプログラミング言語Smalltalk/Squeak」の話」   
   講師:大座畑重光 マッキンテリジェンス (株)


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