2000年度部門賞および部門一般表彰報告

 技術と社会部門では,部門に関連する研究と活動の進展を促進するために, 部門賞および部門一般表彰を設けています. 2000年度の部門賞および部門一般表彰につきましては,会員の皆様からの推薦をもとに,第78期表彰委員会 [委員長:西尾 茂文(東京大学)] で審議・選考され,本年4月の部門運営委員会において決定されました.受賞者,表彰者は以下の方々です.
 なお,贈賞・表彰式は2001年度 日本機械学会年次大会の「技術と社会部門同好会(福井大学・福井工業大学,平成13年8月28日(火))」の席上にて行われました.

(玉川大学 大久保英敏)

1.部門賞

部門功績賞:高橋 征生(日本機械学会)

 高橋征生氏は機械技術史研究分科会の幹事など,技術と社会部門関係の分科会委員として長年活動されている.氏はさらに,委員として数多くの対外活動(委託事業)にも参加された.これらの活動を通して,氏は技術と社会部門の諸活動を本格化させることに大いに貢献された.

 

2.部門一般表彰

優秀講演論文表彰:村上 好生,早藤 英俊,横森  求,奥出 宗重(名城大学)

対象講演論文:

「実感教育の課題[日本機械学会2000年度年次大会講演論文集(2000.8)」,および関連する一連の実感教育の研究

 村上好生氏らは,機械系の実技および実習科目の運営に関して,「モノを観て,モノに触れてモノを知る実感教育」に取り組んでこられた.氏らの実感教育は文部省の「特色ある教育研究」の指定を受けるなどの高い評価を得ている.表彰の対象となった論文は4編の一連の研究であり,いずれの論文も示唆に富むものである。表記した論文は4編の論文の最後のものである.