TRANSPORTATION AND LOGISTICS DIVISION


研究会・分科会

現在以下の分科会,研究会が活動中です.お問い合せは,主査・幹事もしくは日本機械学会の交通・物流部門担当までお願い致します.また交通・物流部門では,分科会・研究会活動を推奨しております.新規に分科会,研究会の立ち上げをご希望の際には,各技術委員会(委員)もしくは部門運営委員会(委員)までご相談下さいますよう,お願い致します.

●分科会:研究調査および講習会,講演会等の提案

●研究会:基礎・新分野等に関する研究

A-TS18-04 先端シミュレータ研究会
主査:田川泰敬(東京農工大学), 幹事:鈴木桂輔(香川大学),椎葉太一(明治大学)(2004-)

A-TS18-05 昇降機システム安全・安心問題研究会 研究会HP
主査:藤田 聡(東京電機大学), 幹事:岩切厚詞(日本オーチスエレベータ)(2011-)

A-TS18-06 ブレーキの摩擦振動研究会 研究会HP
主査:西脇正明(帝京大学), 幹事:中江貴志(大分大学)(2015-)

A-TS18-07 モーフィング技術研究会 研究会HP
主査:池田忠繁(中部大学),幹事:玉山雅人(JAXA)(2017-2022)

 

A-TS18-08 自動運転に関する分野横断型研究会 研究会HP
主査:高田博(東京理科大学), 幹事:今城昭彦(三菱電機), 関根康史(福山大学), 林隆三(東京理科大学), 福戸淳司(海上・港湾・航空技術研究所), 中村弘毅(神奈川大学)(2018-2027)

●これまでに実施された分科会

(詳細は日本機械学会の図書室に納められている報告書をご覧下さい)

P-SCD340 生体反応を用いた交通・物流機械の評価に関する分科会
【主査:景山一郎(日本大学),幹事:末冨隆雅(マツダ)】(2002-2005)

P-SCD337 先端シミュレータ研究分科会
【主査:永井正夫(東京農工大学),幹事:鈴木桂輔(日本自動車研究所),吉田秀久(東京農工大学)】(2001~2003) (2004.9 日本機械学会誌Vol.107 No.1030 掲載文)

▼報告概要

交通・物流分野において,各種のシミュレータを援用した研究,開発,設計,訓練が行われている.自動車の分野においては,ドライビングシミュレータを活用した,ドライバの運転特性の分析や各種運転支援装置のヒューマン・マシン・インターフェースに関する研究が活発に行われている.航空分野では,フライトシミュレータがパイロットの飛行訓練や計器の視認性の評価などに活用されている.また,鉄道,船舶,建設機械の分野においても,各種の運転シミュレータが導入され,オペレータの操縦訓練などに活用されている.しかしながら,このようなシミュレータに関する共通課題を専門に議論する場が無く,シミュレータのシステム開発に関する情報を共有する場が無いのが現状である.そこで,本研究会において,自動車用ドライビングシミュレータをはじめ,鉄道,航空機,船舶,建設機械分野における様々なシミュレータについて,大学,公的研究機関,ユーザ,シミュレータ製作会社などが一同に介して情報交換をする場を提供し,当該分野の技術動向の把握にあたり,日本国内の自動車,鉄道,航空機,船舶,工作機械等のシミュレータについて,運動計算装置,画像作成装置,動揺装置などの諸元を記載したデータベースを作成した.以上の活動を通して得られた結果は,「先端シミュレータ研究分科会報告書」としてまとめられ,学会図書室に保管されているので,本報告を閲覧し,またコピーサービス(有料)を受けることができる.

P-SCD332 鉄道車両のグランドデザイン研究分科会
【主査:須田義大(東京大学),幹事:宮本岳史(鉄道総合技術研究所),西垣戸貴臣(日立製作所)】(2001~2003)

P-SC315 クレーン、移動式クレーンの限界状態設計法に関する研究分科会
【主査:伊藤 廣(長岡技科大学),仲川 力】(1999-2001)

▼報告概要

日本は、クレーン及び移動式クレーンの生産においては先進国であり、多くの機種を世界に設置してきている。従来、これらクレーン類の設計法は許容応力法を採用しているが、最近、欧米では新しい設計法として限界状態設計法を取り入れる傾向にある。このような国際的動向に配慮して、(社)日本機械学会交通・物流部門に、クレーン類の使用者、製造者、中立者からなる分科会を設置して、限界状態設計法に基づく設計指針作成を目的に調査研究を行った。研究体制として、分科会の中に翻訳・比較表照査グループ、設計指針(案)作成・事例解析グループ、設計指針(案)・事例解析照査グループの3つのワーキンググループを設置した。欧米の既存の資料を解析することにより現状を把握し、日本におけるクレーン類の設計に適用した場合、いかなる問題があり、その解決方法はどうかを中心に委員で審議をした。 本調査研究の成果を箇条書きすると次のようになる。
・限界状態設計法について統一した考え方が確立できたこと。
・許容応力設計法との違いを明確にしたこと。
・事例解析を行うことにより限界状態設計法がクレーン類の構造計算に適用できることを明らかにしたこと。
・現在適用されている関係法規および規格の相互比較を行い、違いを明確にしたこと。
・設計指針(案)としてまとめたこと。
限界状態設計法は、建築設計や土木設計では以前から研究され、既に設計指針も発表されているが、未だ実用になっているとは言いがたい面もある。クレーン及び移動式クレーンの業界においても欧米を初め未だ実用の域に達しているとは言いがたい。このような背景の中で、より具体的に新しい設計法が実用的であるかどうかを解析するために、5種類のクレーンの構造部分を対象に限界状態設計法と許容応力設計法を適用して簡単な比較計算を行った。その結果、限界状態設計法の実用性及び許容応力設計法との差異を明確にできた。 今後、限界状態設計法を実用化させるためには、経済性は勿論のこと、国内の適用法規等との関係もあるが、引き続き実設計に適用した場合の研究を重ねる必要がある。また、この設計法を真に構造設計に適用するためには、限界状態に関わる特性値等を明確にする必要がある。 そのためには、従来にも増してクレーンの所有者をはじめ多くの関係者の協力と理解のもと、設計に要する多くのデータを集める努力が必要である。

P-SC253 鉄道車両運動・振動・制御研究分科会
主査:宮本 昌幸(1994-1997)

P-SC250 道路と人に優しい車両の先進設計法研究分科会
主査:永井正夫(1994-1997)

P-SC192 連続式アンローダの能力計算基準に関する調査研究分科会
主査:村松 洋一(1989-1992)

P-SC140 油圧エレベータのプランジャー座屈に関する検討分科会
主査:高梨 晃一(1986-1988)

P-SC64 車両力学に関する研究分科会
主査:松井 信夫 (1982-1984)

●これまでに実施された研究会

A-TS 18-03 交通のバリアフリー化・シームレス化に関する研究会
主査:鎌田 実(東京大学),幹事:大野寛之(交通安全環境研究所)(2003-2007)

A-TS 18-02 環境低負荷型の都市交通物流システム研究会
主査:永井正夫(東京農工大学),幹事:鎌田崇義(東京農工大学),鎌田 実(東京大学),高田 寛(物流技術センター)(1997-2002) (※報告書:学会図書室にある)

A-TS 18-01 鉄道における満足化技術に関する研究会
主査:谷藤克也(新潟大学),幹事:鈴木康文(鉄道総合技術研究所)(1993-1995)