世界自然遺産登録後、低公害車(特に電気自動車)の導入に情熱を傾けている町役場の方々に直接お会いして現場に密着したお話を伺うことができた。自然保護、自然と人との共生という面で、世界の模範となろうという情熱には驚かされるとともに、電気自動車、ハイブリッド車の急速な普及ぶりをまのあたりにして、認識を新たにしました。低公害車に関するかなりの分量の情報を得ることができ、有意義な見学会であったと思います。環境にはお金がかかるので、屋久島のような制限された地域では可能としても、東京のような大きな地域でどのように環境対策を行うのか、難しさも感じました。何かブレイクスルー(電池と制御の進歩、インフラの整備)が必要と感じました。大都市では、限定された範囲での多摩ニュータウンや横浜みなとみらいにおける共同利用システムの実証実験や神戸におけるレンタカーでの一部地域使用などが検討されていますが、インフラが整えば個人でも500万円くらいならば買う人もいるのではないかと実感しました。但し、一目見て電気自動車に乗っているとわかるしかけが必要なような気もしますが。
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調査団名簿
小島 幸夫 (科学警察研究所)
高田 博 (いすゞ自動車)
鶴賀 孝廣 (本田技術研究所)
堀内伸一郎 (日本大学)
片山 硬 (日本自動車研究所)
鳥垣 俊和 (日産自動車)
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