現在は主にEVの導入運用を行っているが、今後の低公害車の導入について、ハイブリッドにも注目している(上屋久町)。また、乗用車、バン以外にもトラックの低公害車があれば検討してみたいとのことである(屋久町、上屋久町)。上屋久町は2000年10月にトヨタRAV4、コースターハイブリッド、プリウスを1台ずつ追加導入する予定である。
一方、屋久島全島の交通手段として、EVの導入についての取り組みが進められており,1998年1月には「屋久島低公害車普及検討会」が発足した。屋久島低公害車普及検討会はEVを更に普及させるための中心組織であり、EV導入プログラムを検討し、実施やEV普及の啓蒙活動を行う。
屋久島は世界自然遺産に登録されていることや、島の電力の80%をクリーンエネルギーで賄っている等の特殊な事情より、「100%クリーンエネルギーの島」、「屋久島ゼロエミッション構想」等を掲げており、今後も活発な活動を行っていくと考えられる。