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継続することで得られるもの

日本大学工学部 機械工学科 4年
野中 優

 急遽電子コンパスを書くことになり、何について書くか内容に困ったため思い出話をしようと思います。
 日本には「継続は力なり」ということわざがあります。これは、あることを続けることの重要性を表す言葉です。何かを達成したり、目標を達成したりするためには、一度だけでなく、継続して努力し続けることが重要だという意味が込められています。どんなに小さな一歩でも、着実に進んでいくことが成功へのカギであるとされています。人は短期間で結果を出すことができる場合もありますが、本当の成果や大きな変化を生み出すためには、継続的な取り組みが不可欠です。何か新しいことに取り組む際に最初はうまくいかないことも多いかもしれませんが、諦めずに継続することで成長し、力をつけていくことができます。例えば、学習やスポーツ、仕事においても同様で、毎日少しずつでも努力を重ね、継続して取り組むことで、着実に成果を出すことができるとされています。成功や成果は、一時的な努力ではなく、長期間の継続的な取り組みから生まれるという考え方がこの言葉には込められています。小学3年生の頃に突然、母親から「小学生のバスケットクラブに申し込んどいたよ」と聞かされ、翌日からそのバスケクラブに参加することになりました。最初は、やりたくもないバスケをしコーチに怒られ、酷い時はボールを投げられることもあり、バスケが嫌いでした。しかし、嫌々始めたバスケでも練習を休んだとこは一度もありませんでした。小さい頃から身体は強い方で、体調不良になることも滅多になかったため練習は水、土、日と週3回設けられていたのですが、きちんと毎回通っていました。上達の速度は人並み以下の自分でしたが、小学4年生の時に小学1から4年生を対象としたバスケクラブの地域大会があり、出場しコートの上に立つことが出来ました。バスケを1年続けて初めて出場したので、とても緊張したことを今でも覚えています。初めての体験、得点した時の高揚感を味わい、バスケをしていて「楽しい」と感じました。その大会を経て、練習に向かう時間に「嫌だ」「行きたくない」という感情から、「シュートの練習がしたい」「ドリブルの技を身に付けたい」と思うようになり、練習より早く体育館に行ってシュート練習等をしていました。このきっかけで、バスケが上手くなり大会に出場することも増えバスケを好きになりました。中学と高校の部活動でもバスケを続け、楽しい青春を送ることができ、さらに体育の成績も良く学校行事の10キロマラソンでも学年男子の中で5位と上位に入ることが出来ました。
 途中で挫折し諦めていたら、この力と経験は味わえていなかったので母親には遅ればせながら感謝しています。
 ここまで長い思い出話にお付き合い頂きありがとうございました。







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