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夢を持つこと

仙台高等専門学校 専攻科 生産システム工学専攻 2年
佐藤 光太郎

 小学1年生から始まった私の学生生活は今年度で幕を閉じる. 数えきれない人たちに出会い, 支えられ, 数えきれない経験ができた. 私をここまで成長させてくださった方々に感謝したい.
 そんな学生生活を送る中で私には変わらずに持ち続けた夢がある. それは将来, 航空機を整備する航空整備士になることだ. 小さい頃から祖父母の家が遠方にあったということもあり航空機をよく利用していた私は, 空港に行くたび航空機を眺めていた. 迫力のある機体はもちろんだが, 空港で働く整備士は私の目には輝いて見えたのだと今になって思う. 学年が上がってもその夢は変わらず, 高専専攻科2年の就職活動で憧れていた航空会社から内定を頂き, 夢を叶えることができた.
 特に高専に入って私には感じたことがあった. それは小さい頃から夢を持つことはとても良いことだということだ. 目標にする明確な夢があることでどの道を進めば良いのかが具体的に見えてくることや, その夢が叶った後も, 仕事にやりがいを強く感じると思うからである. 夢がはっきりしていないと, 高校や大学の選択, 就職活動の際に迷いが生じてしまい最終的に就職した時, 仕事が続かなかったり, 仕事が楽しくないと感じてしまうのではないかと思う.
 私の入る業界は決して楽な業界ではなく, 夢と現実は違うものだと思う. しかし, 厳しくなった時こそこれまでの学生生活で培った経験を活かしながら自分としても, 会社としても乗り越え, 成長していきたいと思う.
 次の私の目標は, 一人前の航空整備士になって世界の空港で活躍することだ.



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