スポーツを観るということ
八戸工業高等専門学校 専攻科 機械システムデザインコース 1年
前田 竜汰
もし私がここ数年の自分の趣味は何かと聞かれたらサッカー観戦と答えるだろう。私にとってサッカー観戦はとても魅力的で今や生活の一部になっている。私がよく観る試合は海外のリーグのため深夜や早朝に試合が始まることがよくある。それでも自分を始め多くの人が毎週の試合を観戦している。このスポーツ観戦の魅力には多くの秘密があると思う。
私が小中学生の頃はクラブや部活でサッカーをしていたことから,自分にとってプロサッカーは夢の舞台であり憧れで目を輝かせながら観るものでサッカーの試合を観ることは自分自身のお手本や将来なりたい姿を探すものであった。そのためか自分が将来プロ選手には慣れないと悟り始めた頃は試合を観ることも少なくなっていた。
高校三年の歳が終わりサッカーと関わることが減って来た時,私は海外サッカーと出会った。激しいタックル,ハイレベルなパス回し,美しいシュート,どれも自分がどんなに練習してもできなかったことだけれど,その全てに魅了された。そして応援するチームが勝利すると自分のことのように嬉しかった。
私は今年フランス留学を経験させてもらった。この期間に私はイングランドに渡り自分の応援するチームのスタジアムに行き試合観戦をした。いつも画面越しに観ていた選手,スタジアムが目に前に広がっていた。必死に声を出して応援し,ゴールを決めたら飛び跳ねて喜ぶサポーターが周りに大勢いた。私はこの経験を通してサポーターもチームの一員であるのだと気づかされた。
スポーツを観るということはただたんに映画やドラマを観るようなものではなく自分自身も選手とともに勝利を目指すもので,喜びや悲しみも一緒に背負い夢を追いかけるようなものだと思う。
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