学生フォーミュラ活動
一関工業高等専門学校 生産工学専攻 2年
梅沢直矢
みなさんは全日本学生フォーミュラ大会やその大会に高専生が参加していることは知っていますか?全日本学生フォーミュラ大会は、年に一度、8月下旬から9月上旬の間に1週間かけて静岡県にある小笠山総合運動公園ECOPAで行われる大会です。一関高専は岩手大学と合同のチーム、岩手連合学生フォーミュラチーム(以降、SIFT)として大会に参戦しています。
私は本科5年生の時、研究室配属と同タイミングでSIFTに所属しました。2年半のフォーミュラ活動の中で、特に印象深いのは1年目である第17回大会に向けての活動です。私は自動車の知識が全くないまま所属しました。そのため、最初は大会ルールや前年度の提出した書類を読んでも、理解することができませんでした。それでも先輩に教えていただきながら、提出書類の作成や車両に搭載する回路製作などを行うことで徐々に理解が深めることができました。残念ながらこの年は大会までに電装トラブルを解決することができず、大会で走ることがかないませんでしたが、大会後にトラブルを解決して車両を走らせることができた時は、本当に嬉しく、今までの苦労が報われたなと強く達成感を感じました。
その後の2年も新型コロナウイルスの影響により、2020年は大会の中止、2021年は動的審査の中止となってしまったため、私のフォーミュラ活動は大会で車両を走らせることができずに終わってしまいます。しかし、残り少ない学生生活の中で、来年に向けて引き継ぎを行い、後輩にたすきを繋いでいきたいです。
卒業後は自動車の制御に携わっている企業に就職が決まっています。このフォーミュラ活動で経験したことを少しでも活かして挑戦し続けていきます。
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