岩手の思い出と魅力
岩手大学大学院 総合科学研究科 理工学専攻 機械航空宇宙コース 1年
佐藤祐治
私は岩手に生まれて,23年間岩手で育ちました.大学院を卒業後はおそらく県外の企業に就職するので,この機会に岩手の思い出と,暮らしている中で感じた岩手の魅力を伝えようと思います.
私が幼稚園児のころ,園の行事で,さんさ踊りに踊り子として参加しました.当時の自分にとっては,さんさが行われる中央通りの道のりがかなり長く感じられ,いつまでも踊っていたという記憶があります.私が卒業した園は,毎年さんさ踊りに参加していて,夏に今の園児が踊っているのを見ると,自分も踊っていたんだなと懐かしく感じます.また,子供たちが一生懸命に踊る姿はとても微笑ましく思えます.ミスさんさや,大学生のさんさとはまた違うさんさの良さが感じられるので,コロナが落ち着いてさんさ踊りが開催されたときには,ぜひいろいろな団体の踊りを見てみてください.
小学生の頃は,地区の行事でほぼ毎年わんこそばに参加していました.毎年100杯を超えようと頑張っていましたが,超えたことはなかったです.いつも40杯くらいで苦しくなっていた記憶があります.わんこそばは,友達と競い合うことで食事の中に楽しさを感じることができる点がいいところだと思います.また,多く食べるアドバイスとしては,そばが追加される時に少し茹で汁が入っているのですが,それをこまめに茹で汁入れに捨てることをお勧めします.そうすると,少しでもそばがお腹に入るようになり,100杯に到達できると思います.
高校生の時,初めて高松の池の桜祭りに行きました.部活終わりの夕方に行ったのですが,ライトアップされた桜と,池に浮かぶ花びらがとてもきれいだなと感じました.それからは,毎年高松の池の桜を見るようになり,私の中で春は高松の池というイメージがあります.また,冬になると池は凍り,木は雪に覆われて,たくさんの白鳥が来るので,春とはイメージが大きく変わります.季節によって,全く違った景色を見ることができるのが高松の池のいいところだと思います.
電子コンパスの文章を考えている中で,たくさんの思い出が浮かんできました.ここに書いたほかにも,もちろん岩手の魅力はたくさんあります.花火大会,雪まつり,福田パン,松ぼっくり,他の三大麺,中尊寺,五百羅漢,などなど.今回書ききれなかった分は,ぜひ岩手にきて良さを感じ取っていってほしいと思います.
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