捉え方
弘前大学大学院 理工学研究科 理工学専攻 機械科学コース 1年
若松大志
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の発令や,まん延防止等重点措置の発令によって不要不急の県外への移動の自粛,スポーツだと無観客試合や有観客だとしても声を出しての応援が禁止されこれまで当たり前だと感じていた生活スタイルが一変し,油断できない状況が続いている.今まで経験しなかった不安や焦りを感じ,ネガティブに物事を考えてしまう人も少なくないと思われる.ネガティブに物事を捉えすぎると楽しめるもの楽しめずにより辛い日常を過ごしてしまう可能性が高くなると私は考えている.
私もコロナウイルスの影響ではないが,諸事情により予定していた実験が延期されてしまうということがあった.これにより研究テーマの変更を余儀なくされた.研究テーマを変更した当初はこのことに関してネガティブに捉えていたが,研究テーマを変更したことによるメリットを考え実験を行っていくことにした.研究テーマを1つしか持っていなかったときと比較すると,その時には感じていなかったこと,考えていなかったことがあったと気付き,結果的にはよかったのではないかと感じている.
不要不急の県外への移動の自粛やスポーツ観戦での声を出しての応援が禁止されたことも同様,県外に行けないと考えるのではなく,県内の自分自身がまだ行ったことのない観光地などに出向いたり,現地でスポーツ観戦できなかったとしてもYouTubeなどで普段は見ることのできないような練習風景や裏側を見ることができるという様に捉え方を変え,何事もポジティブに考えていくことが、このコロナ禍を生き抜く一つのファクターなのではないか.
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