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コロナ禍

弘前大学 理工学部 機械科学科 4年
宮本平

 2020年は人類史上希に見る激動の年だったと思われる。B3からB4になりいよいよ卒業研究に着手しようというところで、例のウイルスが猛威を振るい始め大学には立ち入ることすら出来ず、授業の開始は一ヶ月ほど後ろにずれ込み、自宅でPCに3DCADを導入して実験装置の設計をしたのは、今となってはなかなか体験できない良い機会になったと感じている。その後緊急事態宣言の終了で元通りの生活になるかと思っていたが、実際は新しい生活模式の実践が必要になってしまったのは、自分の趣味が旅行なのもありかなり残念に思っている。
 不幸中の幸いに丁度夏期休暇の時期に比較的に感染症の流行が落ち着いていたので、北海道を7泊8日かけて札幌、旭川、稚内、網走、釧路、根室、帯広、千歳、小樽、倶知安、長万部、登別、五稜郭、函館と名所を観光しつつ名産品を食べ、毎日4~500km移動しながら一周したのは大変良い経験になったと感じている。ただし、宗谷岬や納沙布岬などのマジモンの秘境は今後の人生では2度と行くことはないだろう。
 さて、ご託はここら辺にしてこの一年の感想を述べると、コロナ禍の影響で様々な制限を受け普段通りの生活が出来ず、実験や解析の作業が思うように進められず、学会や授業はオンラインになるなど異例な状況下で悔やまれる点は多々あったものの、研究活動と私生活のどちらでも大変多くの十分過ぎる支援を受け、無事に卒業研究を修了できるめどが立ち、いろいろと大変ではあったが有意義な大学生活が送れたと思っている。また、その手助けをして下さった方々、特に指導教員の鳥飼先生や先輩方には本当に感謝の念に堪えない。自分は現状、施しを受けるしか出来ず本当に申し訳なく感じているが、来年度からは大学院に進むのでそこでTAや後輩の手伝いのついでに何か出来ればと思っている。
 長々といろいろ書いてきたが、文章のテーマが特に指定されていないために内容が飛躍しているが、そこは参考にさせて戴いた先輩方の電子コンパスの内容も同じようなものなので、ここは勘弁して戴きたい。







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