深掘りの練習
東北大学大学院 工学研究科 修士 1 年
生田裕也
「なんか楽しいことしたいな」「なんかおいしいもの食べたいな」「どっか旅行したいな」。
普段生活していてなんとなく毎日思っていることです。口癖のように言っているかもしれません。具体的にしたいことも食べたいものも行きたいところもあるわけではなく、本当になんとなく言っています。飲み会をしたり、スノーボードに行ったりするのは楽しいし、だいたい何を食べてもおいしいし、旅行も1年に 2〜3 回はしていると思います。それなりに充実した日々を過ごしていますが、まだまだ物足りなさを感じています。だからこそこんな願望があるのだと思います。
では、なんで物足りなさを感じているのでしょう。一つは、周りの人と比べているからなのではないかと思います。自分が勝手に定めた基準の中で、自分より充実した生活を送っている人を見て、自分の生活に物足りなさを感じているのだと思います。
じゃあ、どうして他の人と自分を比べてしまうのでしょう。きっとこれまでの学生生活で、学業の成績や部活動での結果等、様々な場面で他の人と比較することが多かったからかもしれません。その文化が、プライベートの充実度さえも他の人と比べてしまうような精神を生んだのではないかと考えています。
そうすると、他の人よりも充実した生活を送ることで、自分の中での充実度が上がるのでしょうか。ただ、これは明確な基準のない比較をしているものなので、何をどうしたら充実度を上げられるのか見当もつきません。
結局、自分の充実度は自分が決めなければならないということだと思います。こればっかりは他の人と比べても仕方ないので、自分で見つけていく必要があると思います。
だからこれから、私は色々なことをしていきたいと思います。これまでしてきたこともやったことあることも、もちろんまだやったことのないこともしていきたいです。いろんな経験が自分の心に栄養を与え、心が豊かになり、これから過ごしていく日々が充実していくのではないかと期待して。
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