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カメラ小僧

岩手大学大学院 総合科学研究科 理工学専攻 機械・航空宇宙コース 1年
日本機械学会 会員番号 1846337 相馬天斗

 タイトルの通り,私はカメラ小僧である.研究では高速度カメラを,趣味で一眼レフカメラを,ある意味二刀流のカメラ小僧である.高速度カメラは流れの可視化計測に用いており,流れ場に挿入した粒子の動きを撮影している.フレームレートは約 30,000fps と桁違いだ.iPhone の通常の動画撮影モードではフレームレートが 30fps であることを考えると,その差は歴然である.ちなみに、高速度カメラで一度に撮影する画像の枚数は約 25,000 枚で20GB ほどの容量となっており,これまた大きい.対して一眼レフカメラでは風景写真を主に撮影している.もともと星景写真を撮るために購入したのだが,それだけではもったいないと思い,四季折々の写真を撮っている.高速度カメラとは異なり,一枚のみの撮影となり,渾身の一枚を取るべく試行錯誤の日々だ.容量等は言うまでもない.

 この大学生活の中で,カメラという趣味に力を入れておいてよかったと思っている.私の場合,偶然ではあるが研究でもカメラを使用している.そのため,趣味で学んだ知識や経験が研究で困難の壁にぶつかったときのブレイクスルーになることもある. 「困難にぶつかたときのブレイクスルーは日常生活にある」というお話を研究者やエンジニアの方からお聞きしたことがあるが,まさにそれを実感している.そのため、就職後もたくさんの趣味を見つけ,没頭したい.そうすることで人間性豊かなエンジニアになることができると考えている.

 最後に,一眼レフカメラで撮影した写真を紹介する.一つは岩手県にある小岩井農場に咲く一本桜である.岩手の雄大な自然の美しさを感じることができる.もう一つは青森県弘前市の弘前公園の紅葉である.弘前公園は春の桜が非常に有名だが,秋の紅葉もきれいであるためここで宣伝させていただく.いつか、カメラ小僧からプロへ成長したいと考えている.








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