国内学会発表 秋田県立大学大学院 システム科学技術研究科 1年 学部4年生の3月、私は研究室の先輩たち4名と共に日本機械学会東北支部総会・講演会に参加した。
仙台市内に入る前に、さらに寄り道をした。ニッカウヰスキー仙台工場だ。本来予定していた時間よりも30分ほど早く到着することができた。ここを見学中もくしゃみは止まらず、集中して説明を聞くことはできなかった。鼻づまりもひどかったが、それでも工場の中では非常に強い香りを感じた。1通り説明を受けつつ見て回った後、ウイスキーの試飲コーナーに行った、私はあまりアルコールに強いわけではないため、試飲はしなかったが、アルコールに強い先輩達は飲み比べをしていた。ある先輩はそこでハイボールに出会い、それ以降時々たしなむようになったそうだ。研究室の先輩全員がアルコールに強いわけではなく弱い先輩もいた。その先輩は、2杯ほど試飲をした後、ふらふらと出て行ってしまった。その先輩はベンチで燃え尽きたようになっており、近づくと真っ赤な顔でこちらを見てきた。翌日の発表に差し支えないかと心配になった。 工場見学を終え、仙台市内のホテルへと向かった。ホテルに到着後は自由行動となり、それぞれ思い思いの時間を過ごした。私は、まずはティッシュを購入することにした。夕食は各自でとることになっていたので、名物の牛タンを食べホテルへ戻ると、自分で思っているよりも疲れていたためか、すぐに寝てしまった。 朝、朝食を食べ、身支度を整えるとすぐに会場である東北大学青葉記念会館へと向かった。会場で研究室の指導教授と合流し、流体力学のセッションで発表を聞いた。非常に興味深い発表もあり大変勉強になった。 私の発表は最後の方であった。発表を始めると緊張はしないもので、特に問題はなく終えることができた。質疑応答では、少し指導教員に助けてもらう場面があったが、ほぼ答えることができた。研究室のゼミでは内容をよく知っている者ばかりのためにだれもしないような質問を受けることもあった。自分では十分に説明しているつもりでも外部の人の目からは分かりにくいものであるということを強く感じるとともに、新たな視点から自身の研究について見ることができた。 また、質問者と話がかみ合わなく感じるときがあるなど今後の課題も見つけることができた。 この東北支部講演会の後に,ASME(米国機械学会)の国際会議などいくつかの学会で発表することになるが,私にとって初めての学外発表となったこの講演会は、非常に貴重な経験であった。 |