インターンシップに参加して 秋田大学大学院 理工学研究科 システムデザイン工学専攻 機械工学コース M1 私は鉄鋼の接合技術の研究をしており、鉄鋼材料に興味があったため、今年の8月20日から8月31日までの10日間、鉄鋼メーカーのインターンシップに参加しました。 インターンシップでは、棒線工場の操業技術部門に配属され、テーマは加熱炉内での鋼材の転倒が問題になっており、転倒材の温度分布を解析することで転倒を防止する加熱パターンを提案するというものでした。数十万の鋼材の前後・上下・左右の複数点の時間毎の解析を行うことができるため、どの点をどの時間にわたって解析するか、時間毎に比較するか場所毎に比較するかというように大量のデータを効果的に解析する必要がありました。このような大量のデータを扱ったことがなかったためどのように取り組めばいいか苦労しましたが、研究室でも指導されている論理的に関連付けることが重要であるということが分かり、研究活動が就職したあとでも活きるのだと実感しました。 実際の業務体験以上に数回開いていただいた懇親会が心に残っています。社員の方は棒線事業に非常に高い誇りをもって取り組んでいることが分かり、魅力を感じました。また、現場を軽視することなく協力しながら棒線を製造していることが分かりました、新規設備導入のような大規模なプロジェクトはもちろん、日々の業務も様々な部署と連携して製品をつくるということに魅力を感じました。 |