趣味の話
日本大学 工学部 機械工学科 4年
大槻脩
私は読書が趣味である.ありきたりだと思われるかもしれないが読書をしていて味わえる緊張感や興奮といった物はなんともすばらしいものだ.とりわけ私は推理小説やミステリーが好きで読み進めながら少しずつ自分で謎を推理しそれが当たっていたときの爽快感はたまらない.しかし,以前は月に20〜30冊ほど読んでいたところ,最近では研究室の忙しさなどが相まってなかなか読書に時間を割けないでいるのが現状である.
数いる推理小説作家の中でも私が1番好きな作家は東野圭吾である.本屋に行った時彼の新刊を見つけるとすぐにかごに入れてしまう.彼の作品には様々な人物の視点から物語が進んでいき,初めはなんの関わりもなかった人々が徐々に繋がっていくことで謎が解けるというものや,犯人が主人公であり少しずつ悪事が暴かれていくことに焦る様子を描いていくものなど様々な手法が使われておりどの作品を読んでも新鮮な驚きに出会うことができる.
私のおすすめは「白銀ジャック」,「疾風ロンド」,「雪煙チェイス」の3作品だ.これらは別々の話で個別に読んでももちろん面白いのだが,共通の人物たちが登場しておりその人物たちの関係性の変化など内容以外のところでも楽しめるものだ.映像化もされているため作品自体は知っているという方も多いと思うが読んでいない人はもちろん読んだことがある人にも内容以外のところに注目して読んでいただきたいと思う.
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