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専攻科生としてインターンシップに参加した成果

鶴岡工業高等専門学校 生産システム工学専攻
佐藤健彦

 私は専攻科一年の夏季の長期休暇にインターンシップに参加しました。私は「工作機械の基礎知識を学び、現場で必要とされる英語力を見極める」と決意表明し、インターンシップに望み、活動しました。その結果、決意表明で述べた目標を達成し、「工作機械の基礎知識」、「社会人の心構え」、「SE(サービスエンジニア)の仕事」などについても学ぶことができました。

 研修一週目ではフライス盤、MCについて、測定機器(水準器、ダイヤルインジケータ)、静的精度(原点だし、レベル調整etc…)について学び、工作機械の基礎知識について学びました。精度を出すための環境作りなど、高専生活では学べない知識を学ぶことができましたし、mm単位の寸法誤差が危険を招くため、エンジニアの仕事は非常にストイックで経験と慣れが必要であると感じました。

 経験談や現状を社員の方々からお聞きし、「英語は書くだけでなく話せること」、「仕事では英語より現地語を使用するときが多い」ということを知りました。そのため、TOEICを勉強するだけでなく、話す練習・機会を設けること、現地に行った場合、現地語を早く学ぶためにコミュニケーションを自分から取る積極性が大事だといえます。

 私は今回のインターンシップで、インターンシップ生でありながら社会人と同じ立場で見られる、指導されることによって、社会人の心構えについて多くのことを知り、本科4年生で参加したインターンシップと比べ、内容の濃い体験をさせていただきました。また、班のリーダーを担当し、報連相を意識した行動、コミュニケーションの円滑化に努め、リーダーの責任、大変さ、やりがいを体験することが出来ました。今後の学生生活、就職後もこの経験を活かし、周囲に対してやる気、やりがいをフィードバックして先頭に立って引っ張っていける存在を目指します。

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