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5年間の部活動を通して

八戸工業高等専門学校 専攻科機械システムデザインコース 1年
杉沢 皓章

 私は、中学のころバレーボール部に所属しており八戸高専に入学してからの5年間もバレーボール部に所属していました。高専の部活動は、競技によって厳しさに大きな差がありました。厳しい部活は1週間に1度も休みの日が無く、バレーボール部もそういった部の1つでした。最初の1年は中学の頃に比べてきつい練習についていくので必死でした。友達は、土日に遊びに出かけたりしていましたが一緒に遊ぶことはあまりできませんでした。高専の部活動は、教員の先生方が顧問についてくれているのですが先生方も忙しく平日は学生だけで練習しており、バレー部は土日のみ外部コーチの方に来ていただき指導していただいていました。私は、1年生の頃にセッターというポジションをやるように指示を受け、そこから5年間ずっとセッターをしていました。中学の頃とは、違うポジションだったので1年生の頃は来年になって後輩が入ってきたら変わるだろうという気持ちでいました。しかし、2年、3年と結果的に5年間セッターというポジションを続けてきました。セッターというのは1つのチームに基本的に1人しかいないポジションであがったボールをアタッカーに繋ぐというとても重要なポジションでした。高専の部活は、1〜5年生までが所属しており下級生が試合形式の練習に参加することはあまりできませんでした。さらに、私の行ってきたセッターというポジションは私が入部したとき2年生と3年生に上手い人がおり、セッターの練習をする機会もあまり多くありませんでした。きつい練習や休みがないという点、セッターという重要なポジション、上手い先輩方に全然追いつけないといった事から何度か辞めたいなと思ったこともありましたが、同じ学年のみんなが一緒に頑張っているのに、私だけ先に辞められないという気持ちで5年間やり通すことができました。5年間やり通したことにより、厳しい環境下でもやり抜く継続力と忍耐力を鍛えることができました。さらに、5年も年齢の離れた先輩方と接する機会を通して、立場の上の方に対する態度も学ぶかことができました。

 バレーボール部は、八戸高専の中でトップクラスに規律や礼儀に厳しい部活であり遠征先でのマナーや応援しに来てくださるOBの方々へのあいさつ等は厳しく指導を受けてきました。大会での成果報告会を通して社会に出ている先輩方の話を聞くことができる等、他の部活では経験することができなかったであろう貴重な経験もすることができました。バレーボール部で学んだことは、これから社会に出たときにとても役に立つことばかりだったのでただきつかったなと思いだすだけに留めず、これからの生活、社会に出たときに役に立てられるように頑張っていきたいです。

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