山形

山形大学 工学部機械システム工学科 4年
安藤　雅典

　私が山形県に来てから、かれこれ４年の時が過ぎた。愛知県からはるばる山形県に着いたときの第一印象は雪の量が愛知と比べものにならないという印象だった。愛知に住んでいた時は年に数回雪が降る程度で、雪が積もるということはあまりなかった。しかし、山形は雪が膝ぐらい積もっている場所もあり、雪に圧倒され、愛知に帰りたいと思う程だった。今では、積もった雪の感触の違いを足の裏で感じるくらいの余裕がある。山形は、雪が多く気温が寒い印象だが、夏になると東北とは思えないような気温になる。それもあってか、夏になると「冷やしラーメン」という旗を掲げるラーメン屋さんが数多くある。私は冷やしラーメンを食べたことはないが、友人いわく、冷えたラーメンだそうだ。そのままである。

　山形のいいところは、おいしい水が水道から出てきてくれるところである。愛知に住んでいた時は、蛇口に浄水器をつけて飲んでいたが、山形の水は冷たくかつ清らかな水で心が浄化されるような味がした。山形は自然が多く、美味しい食べ物がたくさんあり、住民も気さくで心温かい人がたくさんいる。しかし、こんな素晴らしいい山形にも改善するべきところがある。遊ぶ施設が少なく車を持っていないと十分に山形を楽しめないという点である。特に、私が現在住んでいる米沢市は山形市と比べても遊ぶ施設が少ないと感じた。私は山形を十分に楽しみたいのである。山形が車なしでも遊べる施設が増えることを切に願う。しかしながら、心落ち着く山形・米沢が私は大好きなのである。

　山形大学を卒業した後、私は山形大学院理工学部に入学することが決まっている。あと2年間も山形を楽しめるのである。院を卒業したら、就職は山形でするのかそれとも愛知でするのか悩ましいところです。