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高専の奇妙な生態

仙台高等専門学校 専攻科 生産システムデザイン工学専攻 2年
阿部 将典

 高専の先生は、とてもおもしろい。
夜な夜な天体観測に出かけ、写真をとって朝帰ってくる先生。廊下でスーパーボールを投げて「弾性衝突の実験なんだ」という先生。いろいろな先生がいる。
ある日、ある先生がソフトバレーボール程度の白い塊を持ってきた。オニフスベというキノコだそうだ。道端に生えていて、珍しいから持ってきたらしい。食用可能だとか。他に真っ赤な傘のキノコも持ってきたが、そちらは名前を忘れてしまった。

 高専にも奇妙なキノコが自生している。オトコダケというキノコだ。工学部にも多いらしい。
しかし、さしもの先生もこのオトコダケには興味を示さない。

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