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卒業研究のための工場見学

いわき明星大学 科学技術学部 科学技術学科4年
木村 薫

 私の所属のCAD/CAE/CAM研究室は、近年卒業研究を始める時期に、地元にある潟コハマ吉倉という会社の工場への見学を実施してきた。この工場は製缶、板金、機械加工に重点を置き、特装自動車部品、自動車検査用フレーム、建設機械部品、省力自動化装置のフレーム、大型機械加工等多種に渡り幅広い業種に参入している。自社工場で一貫生産(切断―穴あけ―曲げ―溶接―大型機械加工)し、短納期に対応している。今回、特に大型機械を中心とした加工技術に興味があった。東北最大級の五面加工機(3.6m×10m、図1)、NCターニング盤(φ3m、図2)、横中ぐりフライス盤(1.8m×2.2m)が工場中で稼動し、それぞれ特徴ある加工内容を見学出来た。また、大物製品で精度の高い加工技術、CAD/CAM技術の応用等について、採用された研究室先輩から話しを聞くことが出来た。この見学は、教科書に書かれた、たくさんの工作機械・工具・加工方法を実際に確認することができ、卒業研究や就職活動にとても役立つ。


図1 大型NC五面加工機   図2 NCターニング盤

 

 

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