岩手連合学生フォーミュラチーム
一関工業高等専門学校 生産工学専攻 2年
千葉 元晴
私が学生生活で最も力を入れて取り組んだ事は,学生フォーミュラ活動です。岩手県ではこれまで「全日本学生フォーミュラ大会」へ参加した学校は無く,私たち一関工業高等専門学校・岩手大学・岩手県立大学の学生が立ち上げた「岩手連合学生フォーミュラチーム」が岩手初の出場となりました。
学生フォーミュラ大会は自動車を題材とした「ものづくり」の総合力を競う大会です。学生は仮想のベンチャー企業を立上げ開発した車両を市場へ売り出すという立場で活動を行います。そのため大会では、製作した車両の速さだけを競うのではなく,企画性,デザイン,コスト,プレゼンテーションなど活動の全てを評価されます。さらに,この活動で特徴的なのは,仮想のベンチャー企業という立場で活動している事から活動や製作に関わる資金や部品,機材,環境など全てを学生が手配する必要があり,スポンサーを募るため企業や団体などへの渉外活動まで行います。
活動を振り返ると,私はプロジェクトリーダーを務めていたこともあり,離れている3校のメンバーをまとめながら集団の責任者として行動することや,企画書や収支報告書の作製、予算編成、スケジューリング,設計・製作の整合,文章の書き方や話し方など,実践する全てが初めての事であり大変苦労しました。しかし,そのおかげで,社会人やエンジニアとして必要とされる様々なスキルを身に着けることができとても自信がつきました。また,大会でも初出場ながら電気自動車部門6/9位という成績を残すことがました。
就職先が決まり来年からは社会人として行動することになりますが,この経験を生かしより充実した生活を送りたいと考えています。
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