高専と自分
八戸工業高等専門学校 専攻科機械システムデザインコース 1年
松尾 朋輝
私が八戸高専に入学してから6年の月日が経とうとしています。今年の3月に5年間過ごした機械工学科を卒業し、今年度からは同校の専攻科生として新たな学生生活を始めています。とはいっても、環境の変化がほとんどないので新鮮味はあまりないのですが(泣)。
そもそもなぜ私が専攻科へと進学したかというと、もうちょっと多くのことを勉強してみたいなという安直かつ単純な考えからでした。しかし、編入勉強などの大変なことは出来る限りしたくなかったので、推薦で入学できる専攻科を選びました。後悔はないのですが、もう少しまともな理由で進路を選べばよかったと後悔しています。
今までの高専生活を振り返ってみると本当にいろいろなことがありました。授業中に起こった珍事件や、毎日の徹夜で心と身体を崩壊させたテスト週間、素晴らしいクラスメイトが創りあげた伝説等々、語り出すと終わらないほど多くの思い出があります。そのくらい高専生活を楽しんできましたし、現在も自分なりに楽しんでいます。こんな風にエンジョイ出来ているのは悪い友人達のおかげです。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございます。
この華の様な学生生活が永遠と続くことはなく、いずれは八戸高専を卒業し新たな道を進まなければなりません。今の私には明確な夢はありませんが、どんな事に対しても楽しんで取り組んでいけば、必ず納得のいく人生を歩んでいけると思います。今ある時間を無駄にせずに、自分なりに頑張って行きたいです。
最後に同じ青森県出身の太宰治の小説の台詞をお借りして締めたいと思います。
「さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」
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