卒業研究紹介
八戸工業大学
工学部 機械情報技術学科 4年生 佐々木優介
カーボンナノチューブ(CNT)は高い電気伝導性、熱伝導性、優れた機械的強度を持つ炭素材料です.しかし、CNTは単体では使用目的が限られているため、樹脂などと混合させ複合材としても利用されます.
当研究室では,移動電界を用いて複合材中のCNTを広範囲に一方向に配列する研究をしています.私は図のような多数の電極からなる多重電極と30×30mmサイズのトレーを用いてCNTの一方向化を試みています.トレーにはCNTと紫外線硬化性樹脂の懸濁物を滴下し,24×24mmサイズに広げます.その後,電極一本一本に位相が異なる矩形電圧を印加します.継ぎ目なくCNTが一方向に配列することを目指しています.
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