言葉
弘前大学
理工学部 知能機械工学科 4年 新岡 拓磨
私が生まれ育ったところは青森県の津軽地方というところで、「津軽弁」というきつい方言があることで有名です。「目」のことを「まなぐ」と言ったり、「髪」のことを「ジャンボ」と言ったり、外国語と勘違いしてしまう人がいるくらい「津軽弁」はきつい方言です。
私は幼いころから現在に至るまで、ずっと津軽で暮らしてきたので、普段の生活では、津軽弁で会話をしてきました。
しかし大学に入学すると他県の人も多く、これまで通り津軽弁で話をすると「今何て言ったの?どんな意味?」と聞かれることが多々ありました。高校まではあまり経験したことのないことだったので、なるべく標準語で話すように心がけてはいますが、たまにうっかり津軽弁で話してしまったりします。
自分では分かっていても相手には伝わらない。言葉にはそういう難しさがあると思いますが、学部4年生になり、研究室に配属され、研究を進めていく中で、研究報告などでも相手に自分の成果を伝える難しさを痛感しました。「機械分野」とひとくくりに言っても、実際は様々な分野がその中に存在し、例えば、プログラミング関係の研究をしている学生が、熱、流体力学関係の研究を見たり聞いたりしても分からないことが多々あると思います。自分の研究内容を理解するのは当然のことですが、それを周りに伝えるには、図や例えなどの工夫を凝らしたプレゼンテーションが求められる、と改めて認識しました。私も、今後自分の研究成果を学会等で発表する機会がふえてくると思われますので、「相手に伝え、理解して貰う」ということを意識して、分かりやすい発表ができるような技術を身につけていきたいと思います。
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