5年間の寮生活
八戸工業高等専門学校
機械・電気システム工学専攻(機械系) 1年 豊田倫敏
私が八戸高専に入学して5年が経ち、専攻科に入学して高専生活は今年で6年目になる。その間に様々な行事があった。学校行事としては体育祭や高専祭に定期テスト、部活に所属していれば高専大会、寮に入れば先輩方からの厚い歓迎、4年生になれば大手企業の工場や施設を見学する研修旅行、5年生では卒業研究など多くの思い出であふれている。しかし最も楽しかった印象があるのは寮生活である。理由としては、高専生活で最も多くの時間を友人と共に過ごしたからである。
八戸高専の寮は六つの棟で構成され、二、三人で一部屋となり、集団生活を学びコミュニケーション力の向上を図れるようになっている。1、2年生では、室長の先輩と同学年の生徒の三人で寮生活をおくり、学年が上がると自らが室長となって後輩に寮での生活の仕方を教える。このサイクルで次第に規則とマナーを教えていくのである。さらに寮独自の行事として寮祭や各階対抗のソフトボール大会等もある。この行事では各棟の各階で1チームとなり、団結と交流ができるようになっている。これは学科や学年が違う人とも接点をもつことができる。これらのおかげで友人を多く持つことができ、多くの思い出を作ることができた。
5年間を振り返ると、寮で過ごした友人たちとの楽しい時間はかけがえのないものである、と私は思う。成功も失敗も、友人と競い合い、慰めあうことができるからこそ素晴らしい経験になるのだと感じた。高専生活で得た知識と経験、友情は私の宝物である。これらを今後の自分の人生に役立てていきたい。
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