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小型CNCフライス盤の設計

いわき明星大学

科学技術学部 科学技術学科4年生 李 建赫(イーコンヒョク)

私の卒業研究は安くてポータブルな「小型CNCフライス盤の製作」である。現段階までその制御部および機構部の設計を行った。
制御部はArduinoボード、ステッピングモータドライバ(A3967)などから構成された。CNC(Computer Numerical Control)のOSプログラムGrbl(An embedded g-code interpreter and motion-controller)を汎用パソコンにダウンロードし、その解析、編集およびコンパイルを行い、図1に示すようにUSBケーブルでArduinoボード搭載のAVR(Atmega328マイコン)に組み込んだ。汎用パソコン上のGrbl ControllerからGコードを制御部に転送して、ステッピングモータの動きを確認した。
図1 制御部と汎用パソコンとの接続 図2 機構部のモデリング
機構部は3次元CADソフトウェアPro/ENGINEERを用いて、フレーム、台型ねじ、リニアシャフト、リニアブッシュ、主軸ブロックなどのモデルを作成し、図2に示すように組み立てた。また、加工現場で必要な2次元図面も出力した。今後、旋盤、フライス盤、ボール盤、マシニングセンタ、ワイヤ放電加工機でフレームおよび主軸ブロックなどを製作し、それらに台型ねじ、リニアシャフト、ベアリングなどの調達品を組み立て、機構部を完成する予定である。





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