目次へ戻る   

ロボコンが就職活動に及ぼす影響

秋田工業高等専門学校

機械工学科 5年 虻川義幸

  私は5年間、ロボコンで二足歩行ロボットの足や様々な機構を設計、製作してきました。

 5年生で就職活動を行い、大手の企業から内定を頂きました。そこでロボコンでの経験が就職活動や企業で の仕事において様々な点で役に立つことがわかりました。

 なんといっても部活動全体に共通して得られる「集団で行動する力」が身につきました。私は機械工学科なので 、求人は主に機械関係の企業から頂きます。機械関係の仕事では特にこの集団で行動する力が求められているので 非常に役に立つと思います。

 次に設計や製作を経験して、何も無いところから作りたいものを想像して実際に形にするという経験をしました 。学校の実習以上に工作機械を毎日のように使用するので、よりいっそう機械に関する知識が身につきました。こ れも同じく機械関係の仕事では大いに役立つ力だと思います。

 また、大会当日や前日に会場でNHKの方からインタビューの取材を受けたり、地域のイベントでロボットを展示し多 くの方からの質問に答えていると、知らない人にロボットを説明したり、自分の考えを伝える力が身につきました。 これはそのまま面接で大きく活躍しました。

 これらの力はロボコンをやっていたからこそ身についた力ばかりで、仕事現場ではどれも必要とされる力です、企業 の方から見ても採用したい即戦力的な人材になれたのではないかと思います。

 ロボコンでは夜遅くまで材料を加工したり、活動時間外にも設計したりとつらい日が多かったですが、ロボットが動い た時など喜びを感じることも多く、最終的に企業の内定に繋がったので、5年間やっていて良かったと思います。


目次へ戻る